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2006年2月24日 (金)

金メダルと永田議員

  今日は、荒川静香の金メダル獲得に日本中が沸いた。スポーツにはドラマがあるが、4年に一度の五輪競技は、またひとしおだ。一発勝負の本番で栄冠を手にする者と失意に沈む者。観る側は、それまでの選手一人ひとりの努力や葛藤を想い感動する。     

  しかし、ともかく良かった。荒川選手は堂々としていて、優雅だった。おめでとう!

  一方、ライブドアの堀江氏が自民党武部幹事長の次男あて金銭の振込み指示をしたとするメール、いわゆるライブドアメール問題。注目の党首討論、民主党前原代表は証拠はあるが、国政調査権の発動を前提としなければ、それを明らかにできないと言い、小泉首相は証拠があるのならそれを出せば済むこと、と応じて、時間切れで終了した。 

  選挙の公認や支援を巡って多額の金銭が動くというのは、あり得る話だろう。そのようなことを国会で取り上げ、追求し核心に迫るということは野党として必要なことだ。しかし、その時には、ズバッと一太刀、相手を倒す剣で斬りかからなければならない。

  要は、金銭授受があったのかだから、口座への入金記録なり、領収なりを示す事が必要だ。「たぶん、事実に違いないから、お宅、調べてください」では迫力もないし、相手を倒す事はできない。

 結局、ライブドアメール事件は、これを取り上げて切り込んだ民主党に大打撃を与えて尻すぼみに終了しそうな雲行きだ。疑惑を取り上げ追求してきた民主党の永田議員は精神的に不安定になり休養のため入院とのことだ。入院!? なんだか、ずいぶん昔の大物政治家が疑惑を追及された果てのような行動をとったものだ。永田氏は追求していた側なのに、いささか滑稽にして哀れだ。

  戦後長らく続いた自民党-社会党の1と1/2体制(政府-自民党とその1/2の勢力の野党社会党による政治体制で日本の政治が動いていたことを称する)が崩れ、小選挙区制のもと、2大政党の一方の軸となることを期待される民主党。 金メダル獲得のさわやかな興奮の中、日本の政治は、なんとも締まらないニュースが報道されていたが、正念場を迎えている前原氏には、ぐずぐずにならないで踏ん張ってほしいものだ。

                                           では、また。 

 

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