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2006年6月24日 (土)

快感 !? 初めての議会答弁

  昨日の6月議会最終日。議員になって始めて本会議場で本格的な答弁に立った。約1時間半にわたり、3人の議員から質問を受けて、これに答えるという貴重な経験をさせてもらい、結構、楽しませてもらった。

  実は、質問をする立場にある議員が答弁に立つことはほとんどない。答弁は、市長をはじめとした行政側というのが実際の議会の姿である。しかし、議員提出議案の場合、提出者に説明責任が生じる。まあ、議員提出議案といっても、今の地方議会では、政策的な条例案を議員自らが作成し、提案するということは皆無に近いのだが。

   その理由は諸々あるが、1つは政策的な条例案を作成する能力が議員サイドに欠けていること、2つ目に条例は行政側が出すものとの意識が行政、議会双方ともに染みついていること、3つ目に提出や採決に向けて賛同を得るためのハードルが高いことが挙げられる。

  私は、「地方分権の時代、議員も積極的に政策提案をすべき」との自らのスタンスから、議員1期目に、全32条からなる「環境基本条例(案)」を作成し提出を試みた。結局、当時の様々な政治的状況により提出に至らなかったのだが、その時、条例づくりそのものより、その後の政治的な駆け引きや合意形成の方が何倍も困難で、議員提出の政策条例の実現には多大なエネルギーを要するということを痛感した。

  だから、通常、地方議会において議員提出議案は、意見書や決議といった議会の意思を政府や知事など外部に表明するものがほとんどであるのが実態だ。

  今回は、私が代表となって「第31回オリンピック競技大会の東京招致に関する決議」を提案した。提案者は議場で提案説明をおこなう。これは、提案説明書の原稿を事前に準備して読み上げることとなる。次に提案説明に対して質疑という順番になるのだが、通常、質疑がおこなわれることはほとんどないのだ。

  しかし、昨日はオリンピック招致に反対の意見を持つ3名の議員から質問通告がなされた。その結果として、午後1時~2時30分までの1時間半、質疑を受け、これに自分が答えることになった。

 質問要旨や項目の事前通告がなされているわけではないので、議場で初めて質問を知ることとなる。だから答弁は、その場でのアドリブになる。いわゆるガチンコだ。そのため、質問者の質問を聞き逃すまいと、メモを取り、演壇で答弁に立ったときはさすがに緊張した。胃が痛くなるという感じ。

  ところが、何回か答えているうちに、ドキドキが快感に変わった。「これが、議会だよな、うん」なんて心の中でつぶやいている自分を発見したりする。

  初めて議員になった時、もっと議会っていうのは、議員同士の侃々諤々の議論が戦わされているのかと思ったのだが、全く違って肩すかしを食ったような気がしたものだ。つまり、今の議会は、議員と議員が意見を戦わせる場はなく、議員と行政が質疑応答する場となっているのだ。

  その議員と行政の質疑にしても通告制のもと、あらかじめ質問項目、質問内容が把握されており、職員が答弁書をつくり、市長がそれを読んで、あるいは少しアレンジして答える、とっいったものだから、質疑応答に緊張感が感じられない。

  そういった意味では、議員と長、議員と議員がその場で質疑応答を考え、双方に質問権と答弁義務があるような場が実現すれば、これは面白いかも知れない。

  ともあれ、平成18年6月23日は、本会議場でのアドリブ答弁という貴重な体験をした日として、自分の記憶に残ることだろう。

  あ、そうそう、決議は可決されましたよ。  

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