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2006年7月 5日 (水)

北朝鮮ミサイル発射

 北朝鮮が日本海に向けて6発のミサイルを発射した。スカッド、ノドン、テポドンⅡ。6時台のニュースで驚いたが、その報道の最中にも発射されたことになる。日本政府は制裁措置を発表。国際社会も北の挑発的な行為を非難している。

  挑発ではあるけれど、何かもう我が国に対する攻撃のようなものだ。すぐ隣に超独裁体制の非常に不安定な北朝鮮という国があり、さらに人口13億、軍事・経済大国を目指す覇権志向&中華思想&一党独裁の今にも弾けそうな中国がある。日本は地政学的にこのような東アジアに位置しており、国ごと移動して引っ越すことはできない。だから、こうした中で安全と繁栄を続けられる国際関係・環境を築いていかざるを得ない。

  時を同じくして竹島周辺の韓国の海洋調査問題で周辺は緊張している。中国は尖閣諸島周辺でガスや石油エネルギー開発を強引に押し進めている。北朝鮮に対するには、同国に大きな影響力を誇る中国や隣接の韓国と協調しなければならないが、竹島問題、尖閣諸島問題、さらには靖国問題を考えるとなかなか難しい所だ。

  一次大戦と二次大戦の間の戦間期。当時のイギリス、チエン・バレン政権の採った対独宥和政策がナチスドイツの軍事大国化と台頭を招いた。北朝鮮問題は、アメリカや周辺諸国、国際機関とも連携を取って、間違いのない戦略的な対応が求められる。一方的に宥和的になることも、一国で独りよがりに強硬になることもなく包囲網を形作り、辛抱強く対処していくことが必要なのではないか。 

 それにしても、竹島問題、尖閣諸島問題などは、戦後日本外交のダメダメさのツケを今支払わされているようなものだと思う。

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