加藤紘一宅 全焼
8月15日終戦の日。今年ほど靖国神社が注目された年もないのではないか。小泉首相はその在任期間中で初めて終戦記念日に靖国参拝をおこなった。その日は1日中、朝のライブから深夜番組までこのニュースで埋め尽くされた。
感じたのは、小泉首相が郵政解散時と同じに、自分を主役としたドラマを描き、国民を巻き込む才がすごいということ。
靖国については、各人が自分なりに歴史を学び調べ、その上で自分の座標軸、歴史観を有した上でないと発言できないのでないか。自分としては、外国からいろいろと外交カードのようにこの事が使われるのはいかがかと思う。一方、開戦から終戦までのほぼ15年、マスコミも含めて一方に流される国民性、軍部や政治指導者と言った体制の問題や当時のリーダーの決定など反省すべき点は非常に多いと思う。
夜、マスメディアで小泉首相の行動を批判していた加藤紘一氏の自宅、事務所が全焼したとのニュースが流れてきたが、どうも加藤氏の言論に対する反対の意思表明のようである。戦前を振り返ると、テロや暴力で言論が封じられた歴史がある。
自らで考え、自らの意見を持ち簡単に付和雷同しない、そんな個人としての集合体の社会、多元性のある社会が本当に強い社会ではないか。加藤氏の事件は後味が悪すぎる。
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