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2006年10月 6日 (金)

「小6女児 いじめで自殺」報道に思う

  昨年9月、北海道滝川市の市立小学校で6年の女児がいじめにより教室で自殺した事件。遺書には「キモイと言われ、つらくなりました」「みんなに冷たくされているような気がしました。…なので私は自殺を考えました」などと書かれていたとのことだ。

   少女の気持ちを思うと、ほんとうに心が痛む。修学旅行のグループ編成でも「好きな人同士」で誰も一緒になって貰えず、担任の指導で男子のグループに入ったということだ。この年頃で学校に自分の居場所がないのは大変つらかったのだろう。 

  いじめが在った、なかった、責任がどこだ、ということばかり報道されているが、今回のケースも、早い段階でいじめの風潮が起きないよう担任が配慮し、子供達に断固とした態度で望めば、事態がここまで発展することはなかったのではなかろうか。

 心の中では、仲間外れにしてかわいそうだと思った子もたくさんいたはずだ。でも、敢えてそれを発言して行動に移す勇気が持てず、段々と、のけ者が作られていく風潮を許してしまったのは大人の責任だろう。

  教育現場にいる先生方には、ちょっとした変化に気付いて、いじめに発展しそうな芽を摘む、そんな役割をしっかりと果たすようお願いしたい。そして、同様な事件が再度起こらないよう、強く望むものである。

 

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