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2007年2月14日 (水)

北朝鮮情勢

  「核施設廃止に向け各国が段階的にエネルギー(重油)支援をする」ことを主内容とする合意文書が6カ国協議で採択された。
 
  アメリカは北朝鮮をテロ支援国家リストから外すことも検討することを表明した。そうなれば、アメリカの対北政策も大きく方向転換したこととなる。

  思えば、北朝鮮は核実験を実施し核保有国として振る舞い、結局は優位な外交交渉を展開している。ブッシュ政権はイラクで躓き、昨年の中間選挙選挙で民主党に敗北。来年の大統領選に出馬表明し注目を浴びるオバマは「北朝鮮との対話が重要」と語ったという。

  明らかに風向きが変わってきた。米共和党政権の対北強硬姿勢を前提として北朝鮮政策をおこなってきた日本は、拉致問題も抱え厳しい立場に立つ。 

   北から核を無くすことは決定的に重要なことだ。しかし、核保有した北朝鮮は核カードをちらつかせ各国に揺さぶりを掛けながら、ほんとうにしたたかな駆け引きをしてくる。我が国にとってもこれからが正念場である。

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