激震 !! 参院選 自民大敗、民主一人勝ち
17日間に亘る参院選の結果が出た。自民党は改選議席64が37に。民主党は30から60へ推薦も入れれば倍増の結果となった。
他の政党は、もとから少ない議席をさらに減らすか横ばい。2大政党化の流れに埋没する形となった。蓋を開ければ、自民惨敗、民主一人勝ちである。
今回、根っからの自民支持者の方から「年金の問題もあり、今回は入れない」と宣言されることも度々だった。
もともと、年金問題、さらに、相次ぐ閣僚の緊張感を欠く不適切な発言により、自民党は逆風と言われていた。あまり当たらない政治評論家の予測も与党大敗という点では今回は当たった。 ~でも、「自民は45プラスマイナス10の厳しい結果となる」と言われても、プラマイ10じゃ予測になってないような気がするのだが、、、、、
特に自民党の金城湯池と言われた1人区は自民の6勝23負と全体の流れを決めた。選挙後の映像には農家に対する個別補助金導入を訴える小沢党首の姿があった。日本の農業を守り食糧自給率を上げることは大切だ。そのための手法はいくつもあるはずだ。零細農家を守るために個別補助金というのはバラマキのように思えた。
小沢一郎はかつて自らが「日本改造計画」で語った想いや政策を封印してひたすら選挙に勝つための戦術を進めてきたように思う。
参院選を通じて見えてくるのは選挙の風景。失言やスキャンダルがほとんどの選挙報道。テレビで名が売れた有名人の担ぎ出し。そして結果は-やっぱり強い有名人。自らへの直接的な利害には非常に敏感な有権者、、、、 こうすれば受ける、目立つという戦術がズボッ とハマる日本の選挙。有権者はマスコミ報道で一斉に動き、選挙ごとにダダッーと一方付いて風向きが変わる。。
改めて選挙には相場師的要素が必要と感じた。 でも - 選挙のことしか頭にない、ただの相場師が議員になっているのが政治の貧困にもつながっているのも事実。相場師は流され易い有権者を如何に自分の方へ流れ込ませるかを考え、有権者はいとも簡単に流される、、、
さて、衆議院で圧倒的多数の連立与党と参議院で過半数を制した野党。これが今の国会の姿だ。政治の停滞が予想されるが、その先どのようになっていくのか。乱の臭いも漂う。
| 固定リンク
最近のコメント