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2007年7月

2007年7月30日 (月)

激震 !! 参院選  自民大敗、民主一人勝ち

 17日間に亘る参院選の結果が出た。自民党は改選議席64が37に。民主党は30から60へ推薦も入れれば倍増の結果となった。

 他の政党は、もとから少ない議席をさらに減らすか横ばい。2大政党化の流れに埋没する形となった。蓋を開ければ、自民惨敗、民主一人勝ちである。

 今回、根っからの自民支持者の方から「年金の問題もあり、今回は入れない」と宣言されることも度々だった。

 もともと、年金問題、さらに、相次ぐ閣僚の緊張感を欠く不適切な発言により、自民党は逆風と言われていた。あまり当たらない政治評論家の予測も与党大敗という点では今回は当たった。 ~でも、「自民は45プラスマイナス10の厳しい結果となる」と言われても、プラマイ10じゃ予測になってないような気がするのだが、、、、、

 特に自民党の金城湯池と言われた1人区は自民の6勝23負と全体の流れを決めた。選挙後の映像には農家に対する個別補助金導入を訴える小沢党首の姿があった。日本の農業を守り食糧自給率を上げることは大切だ。そのための手法はいくつもあるはずだ。零細農家を守るために個別補助金というのはバラマキのように思えた。
 

 小沢一郎はかつて自らが「日本改造計画」で語った想いや政策を封印してひたすら選挙に勝つための戦術を進めてきたように思う。

 参院選を通じて見えてくるのは選挙の風景。失言やスキャンダルがほとんどの選挙報道。テレビで名が売れた有名人の担ぎ出し。そして結果は-やっぱり強い有名人。自らへの直接的な利害には非常に敏感な有権者、、、、 こうすれば受ける、目立つという戦術がズボッ とハマる日本の選挙。有権者はマスコミ報道で一斉に動き、選挙ごとにダダッーと一方付いて風向きが変わる。。

  改めて選挙には相場師的要素が必要と感じた。 でも - 選挙のことしか頭にない、ただの相場師が議員になっているのが政治の貧困にもつながっているのも事実。相場師は流され易い有権者を如何に自分の方へ流れ込ませるかを考え、有権者はいとも簡単に流される、、、 

  さて、衆議院で圧倒的多数の連立与党と参議院で過半数を制した野党。これが今の国会の姿だ。政治の停滞が予想されるが、その先どのようになっていくのか。乱の臭いも漂う。

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2007年7月19日 (木)

映画 「選挙」

  前から観たいと思っていた「選挙」に行ってきた。

  ストーリーはこちらを  http://www.laboratoryx.us/campaignjp/  

  ベルリン映画祭はじめ国外でも高い評価を得ている、らしい。外国人にとっては選挙の実態を通して日本文化の深い部分に触れるといったところか。

  客は、70代くらいの男女と大学生風女の子2人組と自分。たぶん現職議員は私だけ。 

 ともかく、面白かった。が、4月に統一選を終えたばかりの身としては、とても人ごととは思えない。いつしか、自分が山さんのような息苦しい感覚におそわれて、主人公と一体化してしまった。。。初めて選挙に出たときには、お辞儀の角度が、握手の仕方が、メガネが、スーツが、、、、多方面から色々言われたなぁ。。。

   業界関係者であれば、映画をとおして川﨑の選挙の構図がすぐに頭に入ろうというもの。出てくるキャラクターはあくまでも濃く、しかも、それぞれ自分の選挙区にもそっくりあてはまる人物ばかり。。。おっと、あのオバさん、○○のバアさんそっくりじゃん みたいな。補選と言うことで、現職市議、県議、代議士間の微妙な空気も想像してしまう。。

 一般の人がこの映画を観て、選挙に出よう! という気はまず持たないだろう。少しその気があった人もヤメルだろう。あるいは、選挙に出ている人間は、自分もこんなこと良くやってるなと思うはずだ。

 「これが日本の民主主義の実態」と鬼の首を取ったように批判をするのは簡単だ。でも、あのようなドブ板の洗礼を受けながらも、自らの理想や政策を何とか実現しようと試行錯誤と努力をしている、そんな議員もいることは知って欲しい。

 「お願いの政治から約束の政治へ」自分の基本姿勢はコレ。ドブ板だけの政治家はいらない。でも政策だけで選挙に勝てないのが今の実態。だから理想と信念、政策というコアをどんな状況になっても持ち続けられるか、が大切なのではないか。政治家はタフでなければやっていけないのだ。

   

 可笑しくて、やがて哀しい選挙かな

 山さん、今頃何してるのかな。今度は「家内」と観に行きたいものだ。。。



 ☆  5つ 

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2007年7月16日 (月)

台風そして地震

  14日からの3連休。土日は台風の直撃で関東地方も大雨に。各地で予定されていた盆踊りも中止を余儀なくされた。

   そして、今日10時過ぎ事務所でパソコン作業をしていると何か揺れているような感覚が。ゆらーり、ゆらりといった感じで、気のせいかとも思ったがすぐにテレビをつけた。すると中越と北信で震度6強の地震とテロップが踊っていた。

 大変なことになるとの直感がしたが、その後、柏崎市をはじめとして大きな被害が明らかになりつつある。余震が続く中、死者・負傷者の数が増えていく。新潟では04年の中越地震に続く震災で、ほんとうに大変なことだと思う。被災地の皆さんの安全が確保されることを祈る。

 柏崎原発をはじめとして日本海岸には原発が集中している。震災時に原発被害が出ないような幾重もの安全対策の必要性を改めて感じる。

    PS. 7月18日 八王子市議団は新潟中越沖地震義援金として25万円を日本赤十字に送りました。

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2007年7月13日 (金)

参議院選スタート

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   参議院選が公示日の今日。東京選挙区候補のポスターの貼りだしを行った。番号連絡が遅く、結局作業を始めたのは11時。途中雨を気にしながら何とか担当箇所を貼り終わった。

  東京選挙区だけで20名以上が立候補している。比例区候補となると何百人の候補が、なんとか当選ラインの票をまとめようと鎬を削る。立候補者を見ると自民も民主も団体や組織内の族候補がほとんど。で、あとちょっとは浮動票ねらいの有名人を擁立。参議院の存在意義が言われて久しいが、候補者選びの段階から考えてもらわないと。。。

 非拘束名簿式の選挙方式も政党名でも個人名でもOKで、一般有権者には分かりにくいのではないか。

  参議院選の結果は今後の政界の在り方に大きな影響を与える。特に、今回は事前報道では内閣支持率が落ち込んでいて、野党は勢いづいている。

  選挙向けのPR合戦が日々激しくなっていくが、29日、結果はどうなるか。

  日本政治にプラスの影響を与える結果であれば  良い。  

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2007年7月 9日 (月)

尾崎財団 地方自治ネットワーク

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 先日、尾崎財団 地方自治ネットワークの発会及び情報交換会に参加した。

 会は、憲政の神様 尾崎行雄の理念を基に地域から日本を変え、議会制民主主義の発展に取り組むことを目的とした地方議員の集まり。

 当日は立命館大学の福岡教授から、「日本政治のゆくえ」のタイトルでご講演いただいた。間近に迫った参議院選とその後の日本政治の展望は大変興味深い話であった。

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2007年7月 8日 (日)

朝から晩まで お~明治

 今日は明治大学校友会多摩支部総会。八王子地域支部は府中、町田とともに幹事支部として準備にあたってきた。

 八王子の京王プラザホテルで行われた総会。総会、記念講演、懇親会と続いたが250人近くの校友においでいただき、役員一同ほっとしたところである。

 自分は、朝、地域での清掃活動から戻ると、明治大学一色の1日を過ごした。総会司会として司会シナリオを作成し、午後1時にはホテルに。それから夜まで準備と本番、後始末におわれた。

 懇親会の最後には、全員での校歌斉唱となったのだが、200人を超える校友が肩を組んでの校歌斉唱は圧巻で、鳥肌が立つような感覚があった。一生懸命準備に努めてきた役員はもとより、来場者にも一時、学生時代に戻っていただけたのではないかと思う。

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2007年7月 6日 (金)

インターンレポート

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   本日、追分交通問題協議会会長とともに相武国道事務所長並びに八王子市長あて要望書を提出。この件についてインターンの高井君からレポート。

 2年間にわたり、水面下で活動を続けてきた追分交通問題協議会の活動がいよいよカタチになろうとしています。

   追分交差点は、八王子市下の主要道路が交差する交通の結節点であり、その交通量はあのスクランブル交差点で名高い渋谷駅前に匹敵するほどとも言われています。しかし、その交通量ゆえに、交通事故がたびたび発生しており、その危険性はニュースで取り上げらるほどだそうです。

   そこで立ち上がった地域住民の皆さんが主体となり、協議会を結成し、問題解決に向けワークショップや勉強会を通じ、地域の交差点のあり方について議論を積み重ねてきたので。

   そして、7月6日、この2年間の活動の集大成として、「地域として望ましい追分交差点の未来像」をとりまとめ、国土交通省相武国道事務所長及び八王子市長充てにその実現を図るべく要望書とともに提出したのです。

   この2年間の市民主導の活動を影で支えてきた両角さんは「ついにモノが動き出した」、カタチになり始めた」と非常に嬉しそうでした。

   政治家といえば華やかなイメージがつきがちですが、今回の活動を通じて、市民の生活をバックアップする隠れた仕事人としての一面があることを知りました。縁の下の力持ちです。

  蒸し暑い日が続きますが、明日は七夕です。風鈴を垂らし、笹の葉の短冊に願い事を書く。日本ならではの涼をとってみるのも一興ではないでしょうか。天の川にかかる橋が織姫と彦星を出会わすように、追分交差点にかかるであろう歩道橋によって、市民の生活がより快適になることを祈ります。

 

    一つの節目ではありますが、緒についたばかりで、まだまだ山あり谷ありだと思っています(両角)


    PS.   7/7 読売新聞朝刊に「住民が交差点改修案」として関連記事が掲載されました。

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2007年7月 2日 (月)

交通問題協議会総会 ← インターンレポート

 6/30(土)追分交通問題協議会の総会が開催された。2年間の集大成として、追分交差点の改善案を具体的なパースとして策定した。

 総会について、今期インターンの中央大学2年高井君からレポート。では、どうぞ、、、

 町の集会所に地域住民、市や国の道路交通整備行政に携わっている方々、バス会社など各種交通機関、警察職員など多数の人々が会し、様々な視点から活発な議論が交わされました。

 今回初めて会議に参加した正直な感想としては、「まちづくり」の実践活動は想像以上に地域に密着しているということと、その「まちづくり」において市議会議員である両角さんは、地域住民と市や国の役所をつなぐ架け橋の役目を果たしているんだな、ということです。

 私がこれまで抱いていた「まちづくり」のイメージは、議員と役所が市民からかけ離れた場で議論して、トントン拍子に話が進んでいくというものだったのですが、今回「まちづくり」の現場を目の当たりにして、抱いていたイメージが誤っていたということに気づきました。

  地域に問題が生じる → 地域住民が役所、議会に改善を求める → 時間をかけての綿密な現場調査、話し合いが何度も行われる。これらのプロセスを経て初めて「モノ」が動くことを感じました。そして、今まさに問題解決に向け動いている協議会の関係者の方々から底知れぬパワーを感じました。

 「誰かが解決してくれるだろう」という他人任せな姿勢ではなく、「我々が解決しなきゃならない」という使命感、責任感が協議会のメンバーには満ちていて、たくましく感じました。

  八王子の一市民として、これからの八王子をどのように作っていくか、どうすればより魅力のある町になるのか、積極的に「まちづくり」に携わっていこうとする態度が我々には必要なのではないかと今日の会議を通じて思いました。
 

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