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2007年8月

2007年8月28日 (火)

内閣改造

 昨日、安倍改造内閣が発足した。1日経ち報道も大分落ち着いてきたようだが、リアルタイムのニュースは、ちょっと面白かった。

   テレ朝は、新味なく昔の派閥均衡人事といったような批判的論調で、読売系、フジ・サンケイグループ系は、重厚な布陣でこれからしっかりやって欲しい、といったような感じ。

  テレビをザッピングしているとトーンの違いが良くわかる。と同時に、例えばテレ朝で、「でも経験豊富な人物を起用し、安定感があり今後に期待できそうですね」などとコメントしたらスタジオ内非国民になりそうな雰囲気で。逆に、8チャンネルでは「延命のための派閥均衡で、支持率の上昇は全く見込めないですね」と言いにくい雰囲気がただよう。

   厚労相の桝添氏と総務相の増田氏はどこの局も好感しているようだった。

  改造内閣は改造前に比べ、安定感は出たと思う。適材低所?というような論功行賞も無くなったのではないか。でも、まあ地味ですな。小泉内閣でサプライズに国民がなれているから、刺激的な目玉がないと喜ばれないんだ。まあ、喜ばれること、華があることは二の次ではあるとは思うのだが。蛇足:マダム・スシーは華というより独特な存在感を醸し出していた。

  個人的な関心は、経済政策がどのようになっていくのか、構造改革路線は修正されるのか、堅持されるのか。知事出身の増田総務相の自治分野での舵取りも注目したい。

  地方との格差是正を錦の御旗にバラマキ政治へ逆戻りすることや、小泉氏が壊した政治の悪しき部分が復活し、かつてのドロリとした自民党政治に先祖返りするようなことは御免こうむりたい。

  これからの政治に注目である。

 

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2007年8月25日 (土)

『life 天国で君に逢えたら』

   今日は、 大沢たかお、伊東美咲主演 『life 天国で君に逢えたら』 http://www.life-tenkimi.jp/index.htm l封切りの日。夫婦で映画館に足を運んだ。

  映画は38歳で癌で亡くなったプロウインドサーファー飯島夏樹さんの話。館内で T さんに会った。T さんも地元で飯島さんのご家族と交流があった方だ。エンディングロールに流れた夏樹さんの顔は一足早く逝ったお父さんにそっくりだった。

  夫婦や家族、人生について改めて考えさせられる。上映後、映画の世界に浸っていると「私は、あなたのシモの世話に幸せを感じるのは無理だと思う」と妻に言われ我に帰った。。

  ともあれ、多くの人に見てほしい。ご家族の幸せを祈った。

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2007年8月24日 (金)

サルコジ大統領 贅肉写真修正疑惑報道

  米国でバカンス中のサルコジ大統領の写真が修正ではないかとのニュースが世界中を駆け巡っった。いわゆるサルコジ贅肉写真修正疑惑(笑)である。

  「アメリカ大好き」とか、「相撲はグロテスク」などの発言や自由奔放のモデル出身?妻の存在、ゴージャスな休暇など話題に事欠かず、何とはなしに華のある仏国大統領。努力しない者は去れ、といった弱肉強食、能力主義の信奉者のようなイメージと、自ら才能と努力で勝ち取ってきた成功者といった感じで人物像が伝えられている。


 シラクは相撲が日本の文化だと分かっていたのに、サルコジはまったく何も分かっていないケシカランとは思うのだが、何かやりそうな感じはある。

  まあ、そんなことより、今日は政治家の見てくれやファーストインプレッションの重要性について考えたい。ボートに乗った大統領が颯爽とオールを漕ぐ姿、一見同じカットなのだが、方や腰周りに贅肉たっぷり、一方のレクスプレス誌は腰回りスッキリ。これは修正です。しかも素人でも簡単にできる。

 修正した会社は大統領の息がかかっているところで、良かれと思ってやったようだ。こんなニュースが世界中を回ってと、ハハと笑っているが、1つは仏大統領がそれだけ注目されているという証だろう。もう1つは、「人は見た目が9割」でもないが、やはり見た目が重要、特にある種人気商売の政治家は少しの贅肉さえも見せたくない、それほど見た目を気にする人種だと言うことだ。

  サルコジ氏がひとり見てくれを異常に気にするということではなく、政治家というのは見てくれ、発言、声色、著書、行動等々でそのイメージが形作られていく。そのことを本人も側近も良く知っていて情報操作?をしたということだ。

  かつて毛沢東が、自分をおとしめた者達への復讐を誓ったとき、報道の人間を引き連れて川で泳いで見せたのも、健康の誇示が目的であった。

   小泉官邸が、ぶら下がりの回数を増やし、スポーツ紙にまで記者会見をし、というのも飯島秘書官が考えたメディア戦略といわれている。だから、大なり小なり、この世の中は情報操作が常に行われていて、政治家は間接的にしか会うことのない圧倒的多数の人々に、メデイアを通じたマス対策でイメージづくりしている。そして、このことの重要性を理解できないものは映像時代に政治家として大成する要素が欠けているということになろう。

  政治家こそ、中身だ! とは思うが、やはり見てくれは大変重要なのである。だから密かにカツラを被った市会議員が多いのだ。サルコジ大統領の脇腹のアブラからそんなことを改めて思った。

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2007年8月23日 (木)

決算市長に提出

  本日、自治法の規定に基づき、平成18年度八王子市決算を監査委員意見を付して市長あて提出した。今後、秋の決算等審査特別委員会での審査に付される。

  ところで、余りに夜暑いので、エアコンをつけて寝たら喉をやられて夏風邪をひいてしまった。長引かないように、注意したいと思う。

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2007年8月20日 (月)

日本の論点編集部編 『10年後のあなた』 文藝春秋社

  今日は都庁で三議連の平成20年度東京都予算への要望活動に参加。三議連とは自民党三多摩議員連絡協議会のこと。多摩島しょ担当の副知事をはじめ都庁幹部に要望書を提出した。

  その後、都庁内の書店に立ち寄る。都庁内の書店はスペースは広くないのだが、読みたい本は結構揃っている。役人向け品揃えという感じなのだが。実は寺島実郎の 『二十世紀から何を学ぶか』 上・下を入手したかったのだが生憎これがなく、代わりに手に取った平積みの新書がこれ。 

  タイトルは何やら予言めいているが、日本の論点編集部の既刊本 『10年後の日本』の個人編である。「日本の少子高齢化と格差化がこれからどんなことになり、私たちの身にどう降りかかってくるのか、可能な限りの予測を試みた」とある。各章の冒頭に人生のシュミレーションとして年代ごとのケースが示されている。

 読了後の感想としては、、、、  う~ん ん   暗いねぇ。。10年後は。
 読み進める内に、そして読み終わってみて、、わわ、、こんな人生にならないように準備しなきゃ とチジミ思考になっていくような気がした。

  人口減、超高齢化、格差拡大、、、これらを背景に個々の人生に襲いかかってくる現実。リストラ勧告を受けて後の10年、格差はますます拡大し、下流に落ちていくシュミレーション。子どもの教育も親の経済力次第。しかも投資をした子どもの学歴ももはやそれほど役に立たない。正社員とフリーターとでは年収とんでもない差が。 日本はますますアメリカのように階層や地域格差のある社会になっていく展望を示しているのだ。

  こどもは結婚せず、親にパラサイトして退職後の資金を食いつぶしていく。そうこうするうちに年老いた親の介護が降りかかる、、、   

 親子・家族関係の希薄化で、子や孫に囲まれての生活は望み薄。

 「論点」編集部編だけに、様々なデータに基づいた将来展望であり、ありそうなストーリーなのだろうが、団塊世代以下は茨の道で、団塊世代もだいたい奥さんから離婚を言い渡される、、みたいな話が多い。

  将来に望や夢がもてないと、守り、備えということが人々の意識の前面に上がってくる。中学受験ブーム、資格取得熱、個人投資家の増加など すべて自ら身を守るための自己防衛に人々が走っているとも言えよう。

 そうした意味では、社会が安心感を人々に与えていないということか。将来の混沌が不安を呼んでいる。政治はこうした不安を取り除かなければならない。

 確かにとは思う点は多いが、少しはポジティブな展望も示せないものか。

 とりあえず、10年後に悲惨な目にならないように、まずは家庭の絆をしっかりと。


 奥さんを大切にすることから始めましょう。

 ☆ 3つ半

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2007年8月18日 (土)

Minoru通信NO.35完成! インク切れ

   昨日までの猛烈な暑さに比べると今日はしのぎやすい1日だった。地域の夏祭り4カ所ほどにお邪魔した。

 ここ数日、市政報告Minoru通信の原稿書き。いつもなかなか筆が進まない。
 やっと先ほど完成。その後、事務所の印刷機で印刷を開始したのだが、1500枚ほど刷ったところでインクが切れてしまった。明日は日曜だし購入も出来ない。

 夜中中印刷と折り作業しようと思っていたのに。。 。。 

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2007年8月17日 (金)

ベトナム大使と会食

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  今日はベトナム大使ご夫妻とベトナム大使のお兄様に当たる元科学技術大臣ご夫妻を囲んで会食をした。

 会場の市内の中華料理店では大使館関係者6人ほどを含む20名ほどで和やかに昼食をとった。日本とベトナムの年金問題、食べ物の話題、選挙の話、日本の暑さの話、文化交流の話など話題は多岐に亘った。

 今年11月に予定されている木目込人形ホーチミン展に向けての打ち合わせの昼食会でもあったのだが、通訳のソウさんの奥さんが現在日本の大学院に留学中で、それが自分と同じ院と聞いて偶然の縁も感じた。

 さて、11月、自分はホーチミンの地に立っているだろうか。

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2007年8月16日 (木)

終戦の日

 8月15日は終戦の日。毎年、暑く、静かで時がゆっくりと流れるようように感じるのはお盆で世間が休暇モードであるからだろうか。

  昨日は終日、監査委員会に出席した。9月議会に認定を求める八王子市平成18年度決算に目を通し、意見交換をする。

 数字を眺めていると色々なことが見えてくるが、一般会計1500億円強の内、民生費、衛生費でその半分以上を占める。職員給与関係で年間300億円。議会費は全体の0.4%で何年間も不変。産業振興予算は同0.5%

   23日に再度の監査委員会で更なる詰めをし、意見を付して市長に提出する。9月議会は9月10日に招集される。

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2007年8月 9日 (木)

8月9日

 今日8月9日は長崎に原子爆弾が投下されてから62回目の夏。

 八王子市役所のロビーでも原爆の写真展示がされている。数は多くないのだが、凄惨さはひしひしと伝わってくる。やはり「しょうがない」ではすまされない。特に長崎の人にとっては。。。 そう感じるなあ。

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