内閣改造
昨日、安倍改造内閣が発足した。1日経ち報道も大分落ち着いてきたようだが、リアルタイムのニュースは、ちょっと面白かった。
テレ朝は、新味なく昔の派閥均衡人事といったような批判的論調で、読売系、フジ・サンケイグループ系は、重厚な布陣でこれからしっかりやって欲しい、といったような感じ。
テレビをザッピングしているとトーンの違いが良くわかる。と同時に、例えばテレ朝で、「でも経験豊富な人物を起用し、安定感があり今後に期待できそうですね」などとコメントしたらスタジオ内非国民になりそうな雰囲気で。逆に、8チャンネルでは「延命のための派閥均衡で、支持率の上昇は全く見込めないですね」と言いにくい雰囲気がただよう。
厚労相の桝添氏と総務相の増田氏はどこの局も好感しているようだった。
改造内閣は改造前に比べ、安定感は出たと思う。適材低所?というような論功行賞も無くなったのではないか。でも、まあ地味ですな。小泉内閣でサプライズに国民がなれているから、刺激的な目玉がないと喜ばれないんだ。まあ、喜ばれること、華があることは二の次ではあるとは思うのだが。蛇足:マダム・スシーは華というより独特な存在感を醸し出していた。
個人的な関心は、経済政策がどのようになっていくのか、構造改革路線は修正されるのか、堅持されるのか。知事出身の増田総務相の自治分野での舵取りも注目したい。
地方との格差是正を錦の御旗にバラマキ政治へ逆戻りすることや、小泉氏が壊した政治の悪しき部分が復活し、かつてのドロリとした自民党政治に先祖返りするようなことは御免こうむりたい。
これからの政治に注目である。
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