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2008年9月19日 (金)

活動終盤 

今回受け入れたインターン生の活動期間もそれそろ終了。当初のプログラムと違ってしまったり、どれだけの体験を提供できたか、反省もあるのだが、それぞれの学生がこれからの学生生活に生かしていけることを1つでも得てくれたら嬉しい。

「人生の本舞台は常に将来に在り」。 前向きに生きていきましょう。

インターン日記どうぞ。。

☆ TAKAKO

インターン日記:倫理条例委員会傍聴

最後のインターン活動として倫理条例の委員会審査を傍聴させて頂きました。

議員や市長の行動規範を定める条例案に対する議論でした。審議は、午後1時から午後8時頃まで続き、結局、結論は出ず継続審査という扱いになりました。両角議員を含む13名の提案者は次々と繰り返される「不正とは何か」、「なぜ今の提案なのか」など似たような質問への答弁に追われていました。「日本初の倫理条例はいつどこで成立したのか」といった質問も含め、英語で言えばcross-examinationと言えるほど長時間、延々とした議論でした。

このような果てしない議論を通じて、市のために活動をする議員という職業に対し謙虚な気持ちを持ちました。他の議員の賛同を得てこの条例が通るよう提案者の皆さんには頑張って欲しいと思います。

ところで、委員会の休憩時間中に、両角議員も姉妹都市訪問時にお世話になったという市の国際部門を見学させていただきました。昼休み中で皆さん全員揃っていなかったようですが、業務の内容を丁寧に説明頂き、その話の内容は新鮮であり、楽しい一時となりました。様々な言語で外国人向けに発行されている情報誌「Gingko」や他のパンフなどを頂き、とても参考になりました。

今回のインターンシップを通じて、議会だけでなく、日本の行政組織の一面をかいま見ることが出来、短期間ではありましたが大変に勉強になりました。

私は、大学の新学期が始まるためもうすぐアメリカに戻らなくてはなりませんが、両角議員やインターンを通しお世話になった方々にとても感謝しています。

特に、同じインターン仲間で、委員会傍聴中、休む暇なく議事を筆記し続けていた田口さん、いつも元気で気持ちの良い挨拶をしてくれた川崎君にはとてもお世話になりました。色々学び、楽しく活動が出来たのも2人のおかげだと思います。この場をお借りして感謝します。

See you!

☆ HIROSHI

今日は政治倫理条例が審議される総務企画委員会の傍聴に行ってきました。

条例が審議される頃には傍聴席は満席、パンパンとなりました。

審議が始まると、おそらく自民党で一番若手であろう議員がトップバッターとして、がつがつ質問をしていました。質問の意図が分からなかったり、何回も同じ事を聞いていたり、客観的に見ても正直あまり的を得ていない、苦しい質問が多々ありました。

この条例をあからさまに否決すると、市民の方々からの信頼が崩れ、自からの面子を保つことができないので、はなっから継続審議に持ち込むための質問だなと物凄く感じました。

質問の最中、傍聴に来ていた自民党、公明党などの議員から答弁者に対してずいぶんと野次が飛んでいました。私は、野次にはあまり良い感じを受けませんでした。自分が矢面に立つことなく、ヤジでを飛ばしているような姿には心底情けなさを感じました。

公職に就く以上ある一定の制限が課されるのは仕方のない事であり、特に今回の条例案での制限などは公職者として受忍すべき範囲内ではないでしょうか。権力を持つ者は、その気はなくてもその権力行使を誤ることもあり得ます。

今日の質疑を通じて、そのようなことを避けるための規定づくりの必要性を改めて感じました。

☆ YURIKA

今日は政治倫理条例が委員会に付されました。

結果は継続審議ということで次の委員会まで結論が見送られるということになってしまいました。

当日の傍聴人の多さや、新聞記事の大きさなどからも、この条例に対する市民の皆さんの関心がいかに高いかが分かります。

両角さんは答弁の中で「10年後20年後を見据えた政治倫理条例」の制定を目指し、市民が信頼できる透明で公正な市政をつくっていくことを強調していました。

しかし、質問者の方たちは、制定に向けた動機や文言の1つ1つに固執していたようで6時間という長丁場でしたが、中身が充実していたかは難しいところです。

そもそも何故本会議では何も質問がなかったのか、私には不思議に思えます。

委員会に備えて、私たちも事前に想定質問への準備をしていたのですが、思ったより難しい質問はきませんでした。もっと深い審議を期待していた私には、意外な感じがしました。

今回、否決ではなかったものの、質問者の方たちからは「制定したくない」という気持ちが滲み出ていて、各質問者の継続とする表向きな理由とは別に賛同したくない理由が見え隠れしているように感じました。

当日、傍聴席で筆記にあたっていても、長時間にわたり熱心に審議に耳を傾けていた大勢の傍聴者の皆さんが、この条例の制定を強く望んでいるのが痛いほど伝わってきました。

インターン期間はもう終わりますが、今後とも両角議員のお手伝いをし、条例制定に向けて頑張っていきたいと思います。

 

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