増田寛也 前総務大臣の講演会に出席
昨日は六本木にある政策研究大学院大学で行われたGRIPSフォーラムで増田寛也前総務大臣の話を伺った。
増田寛也氏というと、前総務大臣としてより元岩手県知事としての方が印象が強いのだが、講演では大臣と知事の両方の経験を元に、なぜ今分権が必要か、分権によって地域の活力を引き出し、それを国の活性化に繋げるべきという考えがわかりやすく語られた。
会場となった想海楼ホールは現役学生を中心にほぼ満席。
まず、政治家に求められるものとして、マックス・ウエーバーの「職業としての政治」を引きながら、構想力、決断力、実行力の3点を挙げられた。その後、大臣と知事の大きな違いについて、任期、部下の掌握力、議会との関係の3つの点で知事の方が安定し、基盤がしっかりしていて、議会に対して優位であるとの指摘がなされた。
その他、道州制への展望が語られ質疑に。アジアやアフリカの留学生が多数参加し、日米の同時通訳で講演が行われた中で、増田氏がかみ砕くように説明をされた後は、留学生からの質問が続いて、発展途上の国々にあって、なぜ、集権ではなくて分権なのか?といった点などの応答がなされ、留学生の見方は新鮮に感じられた。
六本木駅への道すがら、ミッドタウン横の桧町公園へ寄って、草彅君が胡座をかいていたという芝生の辺りを散策してみたが、とても良い場所であった。
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