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2012年7月

2012年7月30日 (月)

市政雑感

市長選の後、3月と6月には定例の市議会が開催されています。

3月定例会では、予算案が滞りなく議決された上で、副市長に市役所生え抜きの中村敬氏(元市財務部長)と元東京都職員の村松満氏(前職は東京都教職員互助会理事長)が就任しました。また、教育長には前市学校教育部長の坂倉仁氏が就任しました。

6月定例会では、約 20億円の補正予算案が上程・議決された他、「八王子市長等の給与に関する条例」の改正が行われました。改正内容は現市長が今期の退職金を貰わないとするものです。

先の市長選にあたり、私は市長退職金制度の廃止と副市長、教育長の退職金半減を公約として掲げました。 その後、他の候補者も市長退職金について追随して表明した経緯があります。結果として、市長退職金について一石を投じたことが波及。現実の市長退職金辞退に結びついたことは、良かったのではないかと思います。

また、現在、市では早期(2年を目途)の中核市移行を掲げています。しかし、八王子市の場合、東京都内に存する自治体という事情から、仮に中核市に移行した場合、毎年度数十億円の財政負担が新たに生じる可能性があります。

中核市は都道府県事務を市に移管するものですが、そのコアは東京都が実施する保健行政と都市計画行政です。しかし、八王子市の場合、既に保健所は都から市に移管されており、また、地方分権の流れの中で都市計画分野でも東京都から八王子市への事務移譲がかなりの程度進んでいます。

その結果、様々な条件をクリアして中核市に移行しても、メリット(市民生活に直結するもの)よりもデメリット(毎年の財政負担増)の方が大きいことも十分に考えられるのです。

そのため、私は市長選の時の新聞社の取材に際しては「現時点での八王子市の中核市移行はナンセンス」とコメントしていました。

この問題については市議会で十分な政策論議を尽くして欲しいと思います。

PS. 最近の市政ウォッチを通じて、「長高-議低」から「議高(一部の)-長低」に変化しているように見えます。1期生議員が6月議会を全休するなど心配な点もいくつかあります。市長と議会との活発な論議を通じ良い市政をが展開されていくことを期待しています。

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2012年7月28日 (土)

議事堂見学  

Photo


咢志会の企画で国会議事堂に行ってきました。

その後、咢堂塾の宮台真司先生の講義に参加させていただきました。

政治思想についての潮流を聞きながら、今日の政治状況を考えて見ました。

帰りがけに、皇居、江戸城を散策しましたが、再度ゆっくりと訪れたいと思います。

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2012年7月27日 (金)

近頃 ポスターが多いと感じる方 

東日本大震災から二度目の夏を迎えましたが、被災地の復興は遅々として進まず、自宅を離れて暮らす人達は未だに多勢います。

また、福島第一原発の廃炉には四十年以上の月日がかかるといわれています。反原発デモの広がりなどを見ると、エネルギー政策に関する国論を二分するような議論がこれから更に熱を帯びてくるのではないでしょうか。

政治は混迷の度は更に深まり、政治家は、相も変わらず議席への執着から政局のみに精を出し右往左往しています。重要な政策課題である「税と社会保障の一体改革」も政争の具となっているように思えてなりません。

小沢一郎の民主党離党とそれに続く新党結成は政界流動化の切っ掛けとなり、次の衆議院選挙は政界再編が一気に進む可能性が高まっています。しかし、それが良い結果を生むのかは不明です。

小泉ブーム、政権交代ブームのような一時のブームに終わり、志と能力の低い政治家を量産し日本の政治が何ら前進しないという繰り返しになってしまうのか。はたまた、再編が新たな政治の幕開けに繋がっていくのでしょうか。

この十年、二十年の間、何度も繰り返されてきた政治に対するその都度の期待とその後の失望を経て、国民の政治に対する目は極めて醒めたものとなっています。

しかしながら、確かなことは、いくら政治を嫌っても、それは誰かが担わなければならないものであるということです。先行き不透明な時だからこそ、しっかりとした選択眼が問われているのではないでしょうか。

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2012年7月26日 (木)

ごぶさたです

本年も暑い夏が巡ってきましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

月日が経つのは早いもので、本年一月の八王子市長選挙から半年が経過いたしました。暑さの中で、寒風吹く最中おこなわれた選挙のことが改めて思い出されます。お世話になった方々、ご支持頂いた皆様に重ねて心から感謝申し上げます。

このたびの経験を通して、今まで見えなかったことも少しずつ見えてきました。実に様々なことがありましたが、人のために親身になって下さる温かい思いや善意、期待に数多く触れることができました。

また、落選後の生活の中で中高年のリストラが大変に多く、その再就職が非常に困難であるのを知りました。まこと選挙とは人間そのもの、人生そのものについて考えさせてくれる場であると感じています。

現在は、今の政治状況に目を向けながら、これから自分が何をできるのか、すべきなのか自問自答し、福沢諭吉の「一身独立して一国独立す」という言葉を胸に、まずは、身の回りを整え、世の中に貢献できればと考えています。大学院の博士課程で公共政策の研究を続けながら、置かれた環境の中で、より深く社会の実相に目を凝らし、見識を深めていたいと思っております。

皆さまには、引き続きのご指導の程お願い申し上げます。
                                           
   平成二十四年盛夏  前八王子市議会議員  両角穣 

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