アメリカ大統領選挙 に思う
米大統領選で民主党のバラク・オバマ大統領が再選が確実となりました。
4年前にオバマ大統領が誕生したときにも、このブログで記事を書いたのですが、予備選から1年をかけて、多額の選挙資金を投入しての選挙戦は、民主主義の国アメリカの壮大なお祭りでもあります。
候補者は資質、能力、過去の発言から政治姿勢、家族関係まで、多方面から長期に問われ続け、選挙戦では、政策をめぐっての候補者同士のディベートが決定的に重要な意味を持ちます。
今回は、オバマ、ロムニー両候補の政策は、経済、外交、社会保障と多くの点で対照的で分かり易かったのですが、大激戦の選挙戦を決定づけた転機はやはり、テレビ討論でした。
テーマを分けて3回にわたり、両候補のディベートがおこなわれ、その優劣が選挙に響きました。
今のアメリカでは社会の分断が問題とされ、選挙ではTVやネットでネガティブキャンペーン、大物歌手が入り乱れての応援、多額の選挙費用など、??と思うこともあります。しかし、これほど、長期間、多方面から候補の資質が問われ、それに耐え、乗り切って初めて大統領になれるということです。
翻って、我が国のリーダーである首相、さらには地域経営を預かる自治体トップの選ばれ方はどうでしょう。タフさはとても敵わないのではないでしょうか。
選挙こそが、各候補が自らの主張と政策を訴えて、争点を提示する場であるにもかかわらず、自治体トップを選ぶ選挙でも、支持勢力と体制だけに乗っかったような候補が見えない選挙がおこなわれ、候補者が何をしたいのか、どのように自治体運営をしたいのか、さっぱり分からず、当選後も自治体官僚の陰に隠れて、政治リーダーの意志や方向性が不明、ということが現実にも起きています。
選挙は政党や団体が仕切り、政策含めて選対任せ。候補者の肉声はほとんど聞くことが出来ず、応援団だけが応援が多いことを訴えて、候補者同士のディベートなど全くおこなわれない。こんなリーダー選びを見ると、やはり、タフなアメリカ大統領選挙、自治体の将来を考えてみても見習う点は多いと感じるのは、私だけでしょうか。
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