小さな事ながら コスト意識について考えた
10月3日に平成26年第3回都議会定例会が終了し、引き続き、平成25度の決算審査が本格化します。
東京都では、各会計と公営企業会計の2つの会計に別れて特別委員会を設置して審査することとなっています。
今回、我が会派では、各会計に塩村あやか議員が、公営企業会計には上田令子議員が、それぞれ委員として審査にあたることとなっています。
決算の眼目は、予算計上されたものが適正に執行されているか? 事業目的を達しているか? 執行できなかったのであれば、その理由は何か? などですが、究極、都民の税金がムダ使いされていないか、ということを見ていくことになります。
ところで、対象となる平成25年度の決算は全会計で12兆円余りと巨額なものです。
個別事業でも大きな建設系事業などは決算額は大きなものとなります。
講学上は、「決算こそが重要」と言われていますが、行政も議会も「予算重視・偏重」なのが実態ではあります。
ところで、上の写真は 5円の話なんです。巨大な東京都の「ムダに切り込め」みたいな話から、急に申し訳ないのですが。
この封書は都のさる局(行革を推進する所管も抱えている)から送られてきたものです。
中身は、郵送した資料の郵送代金が5円不足したことを詫びた文書に5円切手が同封されていました。
実は、この郵便が来る前に、担当課の方が都議会の私のところまで、郵便料金が不足したことを詫びて、事務所宛に 5円切手を送ったと説明に来てくれました。
何か変ですよね。
多分15名の総務委員のもとを訪ねて説明し、5円切手送るのに82円の封書を郵送しているのですから。
直接説明に来てくれたのなら、その場で5円切手を渡せばすむもの。そもそも、郵送や直接説明と、こんなことに忙しい職員が時間を割く事の方が、資源のロス。ということを担当職員の方には伝えましたが、その後に5円切手が届いたという次第です。
東京都はやたらに書類が多くて、都議会でもペーパーベースの資料を削減しようと提案しているのですが。
今回のことを通じ、巨額な予算・決算額を誇る東京都ですが まずは都庁職員の鈍感なコスト意識を変えていかないことには、「皆さんの税金を一銭たりともムダにしない」都政は実現できない、と感じました。
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