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2016年3月

2016年3月28日 (月)

平成28年 都議会第1回定例会を終えて

3月25日に今年最初の、そして今任期中残すところ1/6の定例会が終了しました。
今回は予算議会ということで長丁場の議会となりましたが、私は一般質問と、所属の厚生委員会での質問を行い、質問面では充実した議会となりました。
この定例会を通じて感じたのは次のことです。

① 都税収は5年連続増加見込みで、一般会計予算規模も23年ぶりに7兆円超の大型予算となりましたが、そうしたなかで、費用対効果をシビアに詰めていないで事業が進められているものが非常に多い。すなわち、まだまだムダ削減が必要であり、そのためには都庁職員のマインドを変えていくことが必要と感じています。

② オリンピック・パラリンピック東京大会を4年後に控え、開催都市だからとの理由でなし崩し的に都費負担をしていくという動きが加速している。立候補ファイル時点の国・都・組織委員会の役割分担が根本から蔑にされるような動きには危機感を持ちます。知事の見識としっかりとした対応が求められますが、どうもあまり期待できそうにありません。
特に、オリンピック関連で組織委員会が持つべき経費を、後付け理由で、他局予算に潜り込ませる手法が取られましたが(仮設施設の後利用負担として産業労働局予算に潜らせる)、こうしたことでは、オリパラ経費が把握できなくなり、会計のコントロールが利かなくなる恐れがあります。

ともあれ、もうすぐ新年度です。
政界は昨日、新たな野党「民進党」が発足しました。私は、基本的には、今の選挙制度のもとでは政権交代を担いうる、与野党勢力が必要と考えていますが、今後、ストレートにこの政党がそうした一方の受け皿になりうるかは疑問が残ります。
とはいえ、無所属で活動している自分も身の振り方を考えていかなくてはならないとは思っています。

さて、春のインターン、鈴木君のレポートが届きましたので、どうぞお読みください。
なんか、偉そうなこと言っていたようですが、酔っていてよく覚えていません(笑)。。

☆ 3月25日、14回目のインターンでした。

今回は第一回定例会の議案採決などを傍聴しました。相変わらず、各党のアピールの場になっていたような気がしました。自民党と共産党の確執は、わざわざ本会議でやるようなことではなく、その言い合いの時間を少数会派に回したほうが有意義なのではないかと思いました。

本会議の後、厚生委員会で使用した資料を整理してファイルに綴じました。ものの2週間で厚さ8cmほどの資料が溜まっていて、一つ一つに目を通してあるので、質問を作る際の作業量の多さに驚きます。

その後、帰りに会派のメンバーやスタッフと一緒に打ち上げ兼スタッフの送別会で焼肉を食べに行きました。そこでの話題は、やはり政治家についてが多かったように思います。
帰り際、両角議員と2人で別の店に入りました。かなり酔っていた様子でしたが、フランクな個人面談のようで非常に参考になりました。私の今後についていろいろアドバイスを頂き、来年度からは広く首を突っ込んで、多くの経験を積むことで広い視野を得るとともにコミュ力を鍛えていこうと思います。

また、次の選挙がかなり苦しいだろうという話をお聞きしました。政党の力の大きさ・年齢など、考えさせられることでした。私は両角議員には議員として必要な能力が十二分に備わっていると思いますので、インターンが終わってからでも力になれることがあるなら協力したいと思います。

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2016年3月21日 (月)

ファッション協議会

先日、八王子ファッション協議会でお話しをさせていただきました。

以下、インターンレポートです。

 

今日は八王子ファッション協議会の定例会で両角議員が都政やオリンピックについて講演するので、それに使うパワーポイントを作成し、講演中に操作しました。

画像をパソコンに落とすのに一苦労したり、画像の挿入やアニメーションをつけたりするのに手間取ってしまいました。都庁職員は要求した資料を、おそらくパワポでものの数分で作り上げているようなので、まだまだ修行が足りないと感じました。

ヤジ問題や新国立競技場などのように改めて確認できたことや、非正規の市職員が増えていることや東京マラソンに議員枠があるのではないかといった新しく知ることができたこともあったので、講演は勉強になることが多かったです。

講演後は参加者で地元の八王子トークをしていました。私は正直ついて行けていませんでしたが、地元のことを良く知っているようで、私も地元のことを勉強すると面白いかもしれないなと思いました。

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2016年3月16日 (水)

昨日の厚生委員会は約50分間にわたり祉保健局関係の質問に立ちました。

以下、インターンレポートです。どうぞ。。



今回は厚生委員会で福祉保健局の予算調査に同席しました。病院経営本部は傍聴者数が数人でしたが、福祉保健局は数十人で、注目度の違いを感じました。心なしか、議員側も昨日よりパフォーマンスを意識しているような気がします。

今回も質疑の様子を撮影するミッションを受けたので、前回の反省を活かして、他の撮影者のようにもう少し攻めた撮影をしようと思っていました。しかし、マナーについて確認したところ、傍聴席から出たり椅子の上に立ったりといった行動はやめてくださいとのことでしたので、大人しく出来る範囲で撮影することになりました。

委員会についてですが、まず驚いたのが、予定していた質問がより大きな政党に流された疑惑がある、ということです。深く突っ込まれると困るからか、先に順番が回ってくる大きい政党にマイルドな質問をさせることで、後続にやりづらくさせる手法なのかなと思います。

何も知らない学生としては、少々姑息に感じる一手のように思います。しかし、こういった駆け引きも裏では繰り広げられているのだということがわかったのは、役人志望としては意味があったのかもしれません。

この一週間は主として委員会質疑について見聞きすることができました。一般質問の時もそうでしたが、議員の質問は、質疑本番や紙面で発表していることよりも、さらに深く踏み込んだ調査をしていて、その調査の表面を公に残しているのだということがわかりました。

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2016年3月14日 (月)

厚生委員会質疑 ①

所属する厚生委員会。本日は病院経営本部関係を質問をしました。以下、インターン鈴木君のレポートです。どうぞ。。


今回は厚生委員会の予算調査(病院経営本部)の傍聴と両角議員の撮影をしました。

撮影はマナーや勝手がわからず、たどたどしくなってしまいました。休憩後、他の議員の撮影係の方が来て、椅子の上に乗って撮影したりしていて、自分ももっと攻めるべきだったのではないかと思いました。


傍聴の感想としては、定例会の一般質問よりも踏み込んだ質問やアドリブがあり、またヤジも無かったので、見ていて面白かったです。一般質問は原稿を読み合うだけといった印象ですが、委員会質疑は臨場感がありました。


質疑の内容に関しては、やはり高齢者に関する問題への対応が多かったように感じます。予算の割り当ても非常に多く、事業も多様に展開されているので、当然にそうなるのだろうと思います。


厚生委員会質疑の傍聴後、会派控室に戻り、明日の福祉保健局の予算調査の打合せに同席しました。事前に送った質問に対する回答の説明や調整、語句の使い方の訂正などを行っていました。


1週間ほどは、委員会質疑の仕事について見聞きしてきましたが、「両角議員の問題発見能力はすごい」というのが最も感じたことです。私は予算を見ても怪しいところや曖昧な部分を見つけられず、両角議員と各局の方の対話では付いて行くのがやっとだったので、改めて自分の足りてない部分を認識できました


帰りに新宿駅で食事をご馳走になりました。帰り際に、駅ナカで2人でお酒と軽い食事を嗜むというのが、まるでサラリーマンになったような気分に浸れて新鮮でした。美味しかったです。ありがとうございました。ホームページについても頑張ります。


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2016年3月 9日 (水)

レクチャー漬けな1日でしたね

今回は、厚生委員会の質問の準備で、福祉保健局と病院経営本部との話し合いに同席しました。16の項目について話を聞き、どれについて何を質問するのか絞っていきました。この話し合いは約8時間かかり、福祉保健局の業務の多様さ、そして予算の多さに驚きました。

話し合いを聞いているなかで、予算の付け方について気になることがいくつかありました。

まず、事業内容があまり詰められていないのに予算が付けられているということです。私は学生であり、社会で働いているわけではないのでわかりませんが、事業のなかでやりたいことを示して予算を得るのではなく、事業を示して予算を得てから細かいことを詰めていくというのは、少し危ないんじゃないかと思いました。細かいところを詰めるのが難しく、時間も足りないのかもしれませんが。

また、行政サービスを行う前に、ニーズの把握はどのように行っているのか気になりました。必要であれば調査をするかもしれませんが、今回の話し合いのなかで、ニーズがあるという前提で事業を進めていたということがありました。行政におけるニーズの把握は重要度が低いのかなと思いました。

今回は両角議員と各局の会話に付いて行くのがやっとで、なかなか問題点や論点について考える余裕がありませんでした。何か事業を行う時は、関係機関や執行の根拠となる法やデータなど、いくつもの要素が絡み合っていて、全容を把握するのが難しく感じました。こういったものを理解するトレーニングが必要だとわかりました。

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2016年3月 8日 (火)

3月8日

今日は東京都福祉財団法人が主催する「東京子育て応援事業」の中間報告会に出席しました。

就労支援、婚活、アレルギー、遊びによる多世代交流、不登校児のサポートなど、多様で面白い16の事業に助成されており、ほとんどの事業への助成額が500万円以上です。この規模の大きさは東京都でしかできないと同時に、それだけの余裕があるということなのだと思います。また、この助成で一時的な効果を得て終わるのではなく、継続的な効果となるヒントを得ることが必要なのかなと思います。

財団法人を設立する意義は、行政ではしがらみが多くて出来ないことを、財団法人に任せるということであると教えていただきました。天下り先になっているのはけしからんことですが、重要な存在なのだと思います。


その後、教育庁、福祉保健局との質問のためのヒアリングに同席しました。一般質問が終わった後でも、すぐに質問の準備に追われており、議員は非常に忙しいということがわかりました。

そして、「がん」、「検死」、「食品」について調査するという宿題を受けて、今日は終わりました。

、、、でした

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