二代続けて擁立した知事が失態から辞任に至り、都政の混乱を招いた自民党は、無反省にも これまでと全く同じスタイルで知事を担ぎだし、「自分の掌の知事」として歪んだ知事ー都議会関係を続け 五輪利権を貪ろうとしています。
そのために、それぞれが超党派の立場で地域経営に携わっている区長や市長から支援の声を挙げさせつつ、一方で、「推薦候補者以外を( 親族も含め) 支援したら 除籍」と個人の良心の自由を踏みにじるような通達を平気で出しながら 掌の候補者の当選に向けて必死です。http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160712/plt1607121658010-n1.htm
増田氏が知事になれば、知事を支援した自民党・公明党は舛添前知事の問題がなかったように粛々と「連携して」都政を進めていくのでしょう。
二代続いて不祥事で知事が途中退場した原因ともなった「知事と議会との関係」や「常識的なチエックが効かない都庁組織の風土」は一切変わらず、舛添時代の都庁が舛添後まで単に引き継がれていくだけでしょう。
一方、国政での最大野党 民進党は支援を依頼する候補予定者を日替わりで変え、最終的には「野党4党の枠組みを維持して、勝てそうな候補」として急転直下、元ニュースキャスターの鳥越氏推薦を決定しました。
その結果、都政でやるべきことを明確に掲げて準備をしてきた宇都宮氏は多方面から立候補取りやめを求められるのでしょう。
鳥越氏の立候補会見を見させていただきましたが、改憲阻止のための手段として都知事に立候補というのが一番の主張のようです。このような国政マターについて論じ、行動していきたいのであれば国政に挑戦すべきです。
都知事選や都知事というポジションを利用・活用して「改憲阻止」という国政マターの議論を盛り上げていくことが主眼では、都知事候補としての姿勢に共感することはできません。
問われているのは、都政をどうしたいのか、現状の東京の最大の課題は何で、どのように取組んでいくのかです。
正直、質疑においても都政への現状認識不足が目立ち、政策はこれから勉強して考えるとのことでした。こうした点から、鳥越氏については野党4党が推せるという国政政党都合による国政の代理戦争のために出馬した候補としか見ることができないのです。
昨日、私たちは会派として小池百合子氏を都知事選で支援することを決定し、記者会見を行いました。支持理由はコチラ→ http://your-party-tokyo.jp/activity/information/684/
都政の構造的な闇や一部ボス支配構造の都議会という都政の負の状況を改めていくには、小池氏のような 自ら信念をもって名乗りを上げ、組織を敵に回してもやりきる強い意志をもった候補でなければ、とてもできないと思います。
都政改革は主として知事が、都議会改革は議会自ら担うべきものですが、当選後に支援勢力の顔色ばかりを見ているのではなく、正しく・公平に議会に対し振る舞える勇気と見識ある知事の出現で議会も変わることができるのです。
もちろん、私は長年地方自治に携わってきた議会人として「都議会の冒頭解散」には賛同することはできませんが、氏のいう「冒頭解散」とは、それほどの覚悟をもって 議会とも対峙する、すなわち、長として議会と狎れ合わず、古き因習のボス支配とは一線を画すという決意表明であると理解しています。
また、先日発表された小池氏の政策パッケージは、すべての分野に目が行き届き、しかも新しい時代を見通したバランスのとれた現実的なものです。http://news.infoseek.co.jp/article/thepage_20160711-00000016-wordleaf/
今回知事選を都政を良い方向へと変革していくスタートとしていかなければなりません。
私は史上初の女性知事を誕生させ、舛添問題を生じさせた都庁組織の土壌を変え、正常な二元代表制が機能する成熟都市東京、国際都市Tokyo、生活都市東京を実現するために小池百合子氏を支援します。
なお、明日ポスター掲示(八王子市内)のスタッフが足りません。ご協力いただける方がおりましたら 東京都議会議員両角みのる事務所まで 15時ころまでにご連絡をください。
また、期間中ボランティア参加いただける方はメールを送っていただければ幸いです。
東京都議会議員 両角みのる事務所 hachioji.m@gmail.com
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