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2019年2月

2019年2月21日 (木)

3月に八王子にできるサテライトオフィスを視察してきました。

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「都心部に長時間掛けて通勤する人が多い郊外こそ、テレワーク環境を利用して職住近接で働くことができる サテライトオフィスが必要だ!」

そして、「仕事と家庭生活のグッドバランスの為にサテライトオフィス環境が必要で効果的なのは、都心のオフィスまで通勤時間が掛かる八王子であり、多摩地区だ!」

これが私の持論であり、先の都議選でも訴えてきた私の公約でもあります。

そして、都政の場での様々な働き掛けの結果、昨年、初めて多摩地区(島も)を対象としたサテライトオフィス設置のイニシャルコストと数年のランニングコストを補助する事業が予算化されました。

初めて予算化された平成30年度予算が2.2億円。そして、この補助を活用して今年度3箇所のサテライトオフィスが多摩地区に誕生しました。

1つは多摩センター駅前に(KEIO BIZ PLAZA)、もう1つは三鷹に、そして、遂にこの3月にJR八王子駅北口3分のところに 「ソロ タイム 八王子」がオープンします。

今日はオープン前にこちらを視察させて頂きました。こちらのサテライトオフィスは、都心部に本社機能のある企業に会員となってもらい、会員企業の社員さんが、週に1〜2日、自宅近くのこちらのオフィスでテレワークするというもの。

東京電力ホールディングスさんが手掛ける 初のサテライトオフィスです。事前リサーチでは、特に子育て中の20代の女性、30代の男性のニーズがかなり高かったようです。

八王子駅や京王八王子駅までバスで行って、そこから新宿や丸の内などのオフィスまで毎日通勤という方も多いのが八王子。バス便は八王子駅から至る方面に充実しています。

しかし、通勤の大動脈である中央線のダイヤは乱れ、京王線は通勤時にはとてもスピードが遅い。会社まで行かずとも、週何日かは地元のサテライトオフィスで仕事ができれば、その分、家事をしたり、子どもと遊んだり、家族で食事する時間が持てる。

だから、都心部に通いつつ、自然豊かな八王子の環境のなかで
時間的にも余裕を持つことができるサテライトオフィスは八王子、多摩地区にとても必要なものだと感じています。

ただ、民間が行う事業ですから、採算が合わなければこうした施設は出来てこない。そこで、スタートアップ時の補助が活きるということです。

今回、見せていただいた施設は、セキュリティから快適空間から機能性までとても良い感じで、明るく、居心地良い空間となっています。

今後はここで実際に働く方の声を都にもフィードバックして頂き、併せてサテライトオフィスでの仕事のモデルを提示できるなどすれば更にいいのではないでしょうか。

今の時代、企業が人材を確保するにも働く環境、柔軟な働き方が可能かは大きなポイント。企業側のそうした意識と工夫と相まって、サテライトオフィスがさらに増え、八王子が職も住も遊も魅力あるエリアとなればいいな、と感じました。

因みに平成31年度の都予算では10箇所分、2.9億円の予算が計上されています。

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平成最後の都議会定例会は波乱の幕開け!

Photo https://www.jiji.com/jc/article?k=2019022001138&g=pol

というわけで、流会の可能性すら取り沙汰された都議会初日の本会議、本日午前0時5分に再開し、午前2時頃に閉会となりました。どうにか、、3時には家に帰り着きました(ほっ)。

ところで、都議会の会派間調整は非公開の理事会で行われ、そこでのやり取りは原則、外部に漏らさないことがルールとされています。しかし、ある程度のことを参加している理事がマスコミに話をしたり、なかにはネットにあげる人もいるので、「こうした事で揉めているんだな」となんとなく外部に漏れ伝わっていくものです。

ただ、何をどう揉めているのか、正確なところは交渉当事者以外は良く分からない部分もあり、その当事者もそれぞれ感じ方が違うため、マスコミ情報含め、スタンスの違う会派の言い分をそれぞれを聞いてみないと本当のところは分からないものです。

理事会で合意が整わないと(場合によっては理事会に最初から出てこない)休憩となり、非公式の相対、あるいはマルチの交渉が断続的に行われます。その間、いつ・何時開かれるかもしれない本会議に向けて議員は禁足(議会棟から外出できない)となり、‬局長以下の都職員もただひたすらの待機!となります。

妥協点が見出せず、時に感情的な対立となる交渉ですが、自ずとタイムリミット・デッドラインがあるものです。長時間の拘束でグタグタ、ヘロヘロになるなかで、そのギリギリのタイミングでカードを切り合い妥協が成立する  →   議会が動き出す  というのが良くあるパターン。

というか、現実にはほぼコレです。

その一線も越えれば(例えば、定例会が流会となり年度内に予算が成立しないなど)、場合によっては世論の反発を招き、双方ともに傷が大きくなるからです。

国会から都議会まで、議事進行の入り口で主張がぶつかり、交渉場所である議運の理事会が休憩あるいは開かれない状態となる。委員会や本会議の審議を人質に交渉のためと称する時間が流れていき、議員は禁足となり、足止めを食らった膨大な職員が徹夜待機で膨大な残業代が嵩む。たまに目にする風景であり、確かに大きな無駄です。

一方、こういった局面は重大なテーマを巡り会派間で如何に自らが望ましい方向に場の設定ができるかを真剣に鎬を削っている時でもあります。

即ち、審議方法をどのようにするのかといった入口の議論は、実は、物事を決定するとか、特定のことがらを政策課題としてアジェンダに設定するのと同様に政治が機能を発揮する本質的な部分でもあるのです。

「政治とは妥協の産物」であり、「政治は可能性の芸術」でもあります。

今回揉めた事で、久しぶりに都政にスポットが当たったなどと小躍りするような人はいないとは思いますが、ギリギリまで多くの時間と人を縛り、経費を使ったったなかで妥協点を見出した本都議会が都民にとって有意義な議論の場となるよう私なりに力を尽くしていきます。

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