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2019年10月

2019年10月28日 (月)

「マラソン・競歩は、やっぱり東京で!」

さて、今月中旬に降って湧いたように一方的にIOCから発表された五輪マラソンと競歩の札幌移転案。

開催都市としては、暑さ対策を含め、レースに備えて物理的な対策(遮熱性舗装の整備等)、マネジメント体制の構築、テロ・警備・医療体制の整備、各国からの訪都客対応(多言語対応等)などを進めてきました。そして、先月にはテストイベントとしてMGCを実施。そのマネジメントは素晴らしいものであると各方面から評価を得ていました。

ところが、突然、事前に東京都に意見を求めることもなく、IOCから札幌移転案が一方的に発表されました。

この発表に、知事を始めとする東京都、さらには開催都市の議会である都議会も大変に戸惑うとともに、私達は強権的な変更方法や意思決定のプロセスに強い憤りと理不尽さを感じています。

私達の会派(都民ファーストの会東京都議団)では、競技開催にあたり、アスリートファーストは最も重要なファクターであると考えています。しかし、真のアスリートファーストとは何なのか?をしっかり考え、その上で、やはり、「東京でこそ、五輪のマラソン、競歩は実施すべき」と考えます。

五輪に出場するようなトップアスリートは、競技開催都市の様々な状況を頭に入れて、そこにピークを持って行くように、サポートのチームとともに準備に準備を重ねています。そのため、競技開催9ヶ月前に突如開催地や条件が大きく変わることは選手に大きな負担をかけることになり、選手にとっても決してウエルカムなことではないのです。

東京は、IOCの指摘も踏まえて、様々な面について万全の対策を進めてきました。300億円以上を投じ準備をしてきたのです。札幌が東京より平均気温が低いのは確かですが、それでも真夏の札幌は東京並みの気温となることも近年では珍しくはありません。

気温だけでなく、東京が、何年もかけて積み重ねてきた(その集大成としてMGCを実施した)コース設定や万全のマネジメント体制を、他都市で今から非常に短期間で万全に整えられるのか?不十分な形での開催こそ、アスリートファーストではありません。ミスは許されません。

明々後日、10/30からのIOC調整委員会の場で、マラソン・競歩の開催地について最終決定がなされると報道がなされています。

是非とも、都民、そして多くの国民の皆さんには、「アスリートファーストの視点だからこそ、東京で」ということをご理解頂き、理不尽な上意下達の決定にならないように声を上げて下さい。

五輪のマラソンは、全世界の何億人もの人が観るものです。そのため、五輪マラソンは、今の東京の姿、皇居や浅草、ビル群といった、伝統とモダンが融合した近代都市東京の姿を全世界に知ってもらう最大のチャンスでもあります。

決定権がないなかで、都議会として出来ることは限られますが、私達、都民ファーストの会は、他会派にも呼びかけ議会の公式チャンネルで、さらには、まちに出て皆さんに直接訴えることで、オール東京で 素晴らしい2020東京大会が開催できるよう全力を尽くして参ります。

長期にわたり「東京を目指して」準備を重ねてきた各国の選手達が、今の東京のまちを走り抜け、満員の新国立競技場にゴールする姿を 大きな拍手で迎えようではありませんか。

多くの皆さんとともに素晴らしい大会になればいいなと心から思っています。

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