文化・芸術

2006年6月16日 (金)

映画館

  先日ポセイドンを観てきた。ポセイドン? 映画ですよ、お父さん。

  パニック映画の「ポセイドン・アドベンチャー」を最新の映像技術を駆使してリメイクしたスペクタクル超大作。

  テレビの宣伝観ていて、妻に「いつ、ローグ・ウエーブが襲うかも知れないから、飛鳥での世界クルーズはやめて、やっぱり夏は千葉にしておこう」などと下らないことを言いながらも面白そうだったの出かけてきた。

   ストーリーは、、、 大晦日の夜、北大西洋を航行中の豪華客船「ポセイドン号」では華やかに新年のカウントダウンがおこなわれていた。が新年を迎えたその瞬間、50mはあろうかという巨大な波「ローグ・ウエーブ」が襲い、船は瞬く間に転覆。4000人の乗客が一瞬にして命を失う。こうした中、カート・ラッセル他数名が脱出を企てるといったお話。迫力はありました。いつの間にか早く逃げなきゃと自分も必死に溺れないように息を止めていたりする。

  でも、今回取り上げたいのは映画そのものよりも、映画館の方。実は今回観に行ったのはMOVIX昭島。JR昭島駅のすぐそばのショッポングモール「モリタウン」に隣接した独立型の映画館。正確にはわからないが、スクリーンが10面以上、駐車場も商業施設兼用で2000台近くあるのでは。

  インターネットでチケットを予約。予約番号を基に現地で自動発券機でチケットに引き替え。時間が来ると案内係(キャビンアテンダント風 言い過ぎか?)のいるゲートより入場、ブランケットを借りて該当スクリーンの指定席へ。ま、飛行機に搭乗するような感覚。車で飛行場(映画館)に乗り付けて、チエックイン、搭乗と言う感じで。

 最近、映画が、スマートに、席もっゆったりとして清潔な施設で気軽に見られるようになったなと思う。ぐるり、近場を見回しても、この昭島以外にも、立川、府中、南大沢、橋本と同様のシネマコンプレックスが続々といった趣だ。八王子のまち中にもニュー八王子シネマがあり、お世話になっているんだけど、雑居ビル内の昔ながらの映画館といった雰囲気でチエックインという感じではないんだよね(最近は椅子もゆったりで、サービスも良いですが)。

  周辺には、ちょっと車を走らせれば映画とショッピングが楽しめる施設はあるんだけど、まちの中にないんだよ。実感として八王子の「まちの中」は緑少なく、文化の香りがしない。駅周辺をフラフラ歩いて、本屋寄って、コーヒー飲んで、映画観て帰ろ、みたいのが気軽にできる雰囲気がないわけよ。 

 八王子駅南口の再開発は、いよいよ組合設立だということだが、駅周辺の開発によって、気軽に搭乗感覚に映画が観られたり、音楽に触れられることができ、そんなことが似合う街になっていってほしいな、と思う。

 そういえば、そろそろ、10月29日(日)の自分の市政報告映画会に向けた準備を本格化させなくては、、、いけない、、、うん。

 

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2006年5月18日 (木)

明日の記憶

 渡辺謙、樋口可南子主演、「明日の記憶」http://www.ashitanokioku.jp/を観た。渡辺謙は都内の広告代理店の部長を勤める49歳の仕事人間。妻(樋口)と結婚を控えた一人娘がいる。そんな渡辺の幸せな日常が若年性アルツハイマー病を発症したことで大きくかわる。

   樋口は夫(渡辺)のそばで支え続けることを心に誓うのだが、、、介護や末期癌患者の終末医療にも通じるテーマで、身につまされるものがあった。エンディングは観る者の想像に委ねられるのだろう。

 少し暗めかな、とも感じたが、バックに流れる曲と相まって観終わった後、心に滲みるような切なさが残る映画だった。我々(40代)以上のある程度の年齢、夫婦生活を送っている者には心に響くものがあるのではないか。

 樋口可南子は上品な美しさがある。音楽がとてもいい。 

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