選挙

2016年1月17日 (日)

2016年 八王子市長選挙

本日、八王子市長選挙が告示日を迎えました。

今回の市長選挙にあたり、私の態度を表明しておくべきであろうとブログを書いています。

選管によれば、現職の石森候補と五十嵐候補の他には届け出がなく、2候補による選挙が確定したとのことです。前回は、私と石森候補の他、年明けに立候補表明した共産党推薦候補の3人による選挙戦でした。

4年前の選挙戦を思い出して、月日の経つ早さとともに、酷寒のなか戦った選挙戦の様々なシーンが目に浮かんできます。

さて、今回の市長選に当たって、多方面から出馬をしないのかという問合せをいただいてきました。また、夏頃より、何人かの方から熱心に出馬するよう働きかけをいただきました。しかしながら、結果として今回市長選挙には出馬しません。さらに、どちらの候補を応援・支援することもありません。いち八王子市民として1票を行使するのみです。

ご案内のとおり、私は4年前の市長選に、自らの八王子市政に対する思いで立候補をしました。資金やスタッフも含めほぼ全てを自らの責任とリスクで選挙を戦いました。多くの方の支援と手助けにより、62,673票を頂戴しましたが敗れました。

その後、暗中模索、紆余曲折を経て、今、都議会議員として活動させていただいております。
市政と都政は自ずと異なるものの、共通する課題もあり、今は都政の中から八王子のまちづくりに資するよう活動をしています。

都議会においては、所属政党が分裂・解党し、今や無所属議員3人で会派を組んで活動をしています。
しかし、大きな流れはつくれなくても、都政の歪んだ点や都民目線でおかしなところを、しっかりと指摘し、ともすれば惰性に流れ、なあなあになりがちな巨大な東京都政に緊張感を持たせるような活動を所属議員は一騎当千の個々のメンバーの力量で行っており、こうした議員も議会には必要なのだと自負しています。

落選しても支えていただいた皆さん、都議選で都内42選挙区で最僅差で勝たせていただいた有権者の皆さんを思えば、都議1期目の途中で市長選に出るという選択肢は、そもそもありませんでした。今は都政の立場から八王子の将来に向けて力を尽くしていきたいと思っています。

その上で、今回市長選挙について若干のコメントをさせていただきます。

五十嵐候補には一度お会いしましたが、人格、識見ともに優れた方のように感じました。
ただ、ネットなどをみると「安保法廃止」、「宜野湾市長選挙との勝利でストップ・ジ・アベ」といった、直接の市政をどうするかより、国政レベルの問題を前面に取り上げ、そのためのアピール・闘争の場として八王子市長選挙が位置づけられているように感じてしまいます。

私としては、候補には八王子市の置かれた現状や課題それに対する処方箋、将来の展望やまちづくりへのアイデアを語っていただきたい。

石森候補は現職です。現職首長は4年間の実績が問われるべきです。4年前、何を掲げて市民に約束し、その結果、何ができたのか、町や暮らしは良くなったのか。もちろん、掲げた目標の妥当性も問われます。

石森候補のパンフレットなどを拝見すると「攻めのまちづくり」や「復活から成長へ」といったフレーズが散りばめられていますが、何をしたいのか良く見えません。正直、今の市政は安定した勢力に立脚しつつも政治のリーダーシップが不明で安定の上を漂流しているようにも感じます。また、現職の時代認識や町の将来像へのオリジナルな考えを聞いたことがありません。2期目に挑戦する今こそ、そうしたことを市民に語りかけていただきたい。

それぞれの候補が時代認識と市の将来展望を語り、実績評価が争点となるような選挙を期待します。

寒いなかの選挙戦、両候補のご健闘をお祈りします。


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2015年5月 1日 (金)

統一地方選総括

4/12投票の統一選前半戦、4/26投票の統一選後半戦が終了しました。

今回の統一地方選挙、どんな傾向であったのでしょうか。



前半戦は、知事選、県議選や政令市の市議選ですが、知事選を除くとこれらは中選挙区で実施される選挙です。後半の一般市の市議や東京都の区議選は所謂大選挙区で実施される選挙です。



選挙の性質からは、県議選、政令市議選は、最低得票すべき得票ラインが高く、政党選挙の様相をより呈します。



一方、一般市及び区議選は、数十人を選ぶ選挙であり、最低当選得票ラインは数百票~三千票程度となり、政党候補以外でも受かり易い選挙であると言えます。



そのため、前半戦は、より、国政状況や政党の勢を反映したものとなります。何時の地方選挙も、その時々の政治状況、政党状況を反映したものとなりますが、地方選が行われる「場」は、保守に風が吹く場合、その逆、変革を求める空気、その逆など一定の傾向があるように思われます。



今回、全般的傾向としては、まず、今の国政状況を反映して基本的に自民党への追い風という流れがありました。
国政野党第1党の民主党は政権を担った時の国民からの不信感を払拭できず、反あるいは非自民の受け皿とはなれない状況がいまだ続いています。



さらに、旧みんなの党を代表とする所謂第3極も党内のゴタゴタの連続から解党へと至るなど、国民の期待感は萎み、頼むに足る存在とは見なされなくなりました。維新の党も大阪以外は勢がなく支持の広がりを欠きました。



この結果、安定した政治運営を求める層は自民党に、今の自民党(安倍政権)のやり方に不安を感じる層や批判票は、安全保障政策等、自民の対局のわかりやすいスタンスの共産党に流れる構図となりました。



各地で、自民候補が安定的に上位当選し、民主候補は苦戦(勝っている候補も中位から下位、組合組織などをしっかりと押さえた候補でしょう)。元みんなの党のほとんどの候補は、4年前から大幅に得票を減らし、惨敗ともいうような結果で政治の現場から去っていきました。



後半戦は、前半戦ほどには政党の影響を受けない、というより、個人としてしっかりと議員活動や政治活動をしていた候補は自力で勝ち上がっています(得票数が県議選より相当に少なくて済むため)。



地元八王子について言えば、やはり、全体的に自民党への追い風があり、改選前より6人多く立てた16人の候補中14人が当選しました。しかも、それぞれの候補に追い風分が上乗り、得票を大きく伸ばし上位での当選を果たした候補が多くいました。



自民批判票の受け皿となった共産党は5候補全員が当選し、いずれも得票を大幅に(1000票以上など)伸ばし、上位での当選を果たしています。



ネットの2候補も各4500票程度以上を得票し前回より上位での当選となっています。
前回から候補者を絞り4名の候補で臨んだ民主党は、現職3名が当選。それぞれ数百~千票以上得票を伸ばし、候補絞り込みが奏功しています。



2名の組合系候補は前回に引き続き得票を減らし、2000票代での当選となり、組織力の低下が伺われます。



最低3000票程度をとらなければならない八王子市議選で、特に、今回のように、強気の責めの組織選挙を展開した自民、共産、守りの選挙に徹した民主党(結果として公明党も)に対して、無所属候補には極めて厳しい戦いとなりました。



変革よりも安定や継続を求める雰囲気の中での、政党看板を背負候補同志のせめぎ合いが今回の八王子市議選でした。



そうしたなかでも、同一カテゴリーの候補でも得票に大きな違いが出ているのは、やはり、候補者個々人の資質やその候補の持つネットワークの差ではないかと思います。
私にとっては、大切な3名の同志が当選に至らず、完敗、大変に厳しい結果となりました。大きな痛手です。



選挙は勝負事であるので、結果は白黒どちらもあり得る訳ですが、改めてその厳しさを知ると共に、自らの力不足を痛切に感じることとなりました。この結果を受けて今後、自らも政治的な決断を迫られることとなるでしょう。



統一選を終えても、民主党政権下での未熟で不安定な政治に懲りた国民・有権者が、それに比較して安定した自民党の政権運営を是とする空気は続きそうです。これまでの経緯から改革の訴えも有権者にはあまり響かず、第3極勢力は、もはや歴史的使命を果たし終えたのかも知れません。



しかし、政権に対する健全な対抗勢力(小選挙区制の下では政権を担いうる現実的な野党)が存在することは必要なのであり、自民党に対抗しうる、しっかりとした第2極が育っていくことが日本の政治に求められているのだと思います。

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2014年2月10日 (月)

知事選結果判明

東京都知事選が実施され、結果が判明しました。

率直な感想は、舛添さんと細川さんの一騎打ちとなるかと思いましたが、思いの外差がつき、細川候補は宇都宮候補の次の得票でした。

結果が出た中で、舛添要一さんの当選をお慶び申し上げるとともに、他の全ての候補の皆さんのご健闘に心からの敬意を表します。

さて、今回の知事選は、昨年末の前知事の辞職を受けて、急遽執りおこなわれたものです。そのために、予算編成の最中に2ヶ月以上もの政治的空白が生じ、3年に3回の都知事選挙は民主主義のコストとはいえ、莫大な税金を使ったものであることを肝に銘じなくてはいけないと思います。

ともあれ、17日間の選挙戦を通じて、新知事が決定したからには、新年度予算に対する知事査定、ソチ五輪への対応等々、知事不在で滞ってしまった懸案事項への取り組みを加速させて欲しいと思います。

今回の選挙にあたり、私たちみんなの党及びみんなの党Tokyoは、東京アジェンダ2014に照らして党として支援すべき候補はいないと判断し、自主投票といたしました。新知事が決まった現在、今後の知事の政策・取組みに対して、良いものは積極的に支援する一方で、都民目線から見ておかしなことについては、しっかりと意見を申し上げ、対応していきたいと思います。

新知事には、16.5万人の職員を率いる行政府の長として、首都東京を代表する政治家として、さらには諸外国と都市交流をおこなう外交官として、期待される役割を十分に果たしていただきたく思います。また、全都的な民意を代表する知事とより狭域の選挙区の民意を代表する合議体としての議会とが切磋琢磨して政策論議をし、都政を前進させていくという二元代表制の観点を忘れずに地に足の付いた都政運営をされることを望みます。

次代へのビジョンのもと山積する都政課題を着実に解決するとともに、必要な改革については知事としてのリーダーシップを大いに発揮されることを期待します

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2011年12月30日 (金)

逃走か? 八王子市長選挙公開討論会中止 

先にお話ししたhttp://morozumi.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-cc42.html 学生有志による八王子市長選挙公開討論会が開催できないという。

もともと、出席者が2人以上でないと開催されない(当たり前)とは聞いていたが。

今日、代表の逢坂君が事務所に来て、1月14日に石森さんが都合が悪くて出席できないので中止となる、と伝えに来た。

ではと、会場を確認してもらい3日ほど日程調整候補をあげて、石森さんと調整してもらうように頼んだ。しかし、どの日程もダメとのことで結局、開催中止に追い込まれた。

選挙告示日の1月15日を控えて、準備や会合など日程が非常に厳しいのはどの候補も同じ。

自分だって1月14日(討論会予定日)は、その後日程依頼が増えて同時刻に5つの集まりの参加を見合わせていたのだ。

大切な市長選の論点を明らかにする機会である討論会には万難を排して臨むべきではないか。

立候補予定者同士が直接相対する場がなくなることは、有権者にとって不幸なことである。

私自身も非常に残念であるが、討論会開催に向けて努力をしてきた学生諸君が可哀そうだ。

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2011年12月29日 (木)

ちょっと気になったコピー

先日の新刊の広告。

津本陽「虎の夢見し」(幻冬舎)。

加藤清正を扱った歴史小説。

「家康がもっとも怖れた男、激動の全生涯!」 とメインコピー。

そして、サブコピーがなぜか琴線に触れた。

曰く、「野望と裏切りが渦巻く乱世。信念を貫くか、大勢に従うか。男の決断が 天下の行方を定める!」

ふと、政治の世界と自らの現状に置き換えてしまった。

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2011年12月10日 (土)

結婚記念日

12月9日は私たち夫婦の結婚記念日。

来年1月を控え記念日どころではない日々のなか、
ケーキくらい買って帰ろうと思っていたのだが。。

結果は、、、終電車で家についてのは1時過ぎ。

う~ん。。申し訳ない 

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2010年11月 1日 (月)

今日から11月

今日から11月。年賀状も売り出され。

日本の反対意思表明にもかかわらずロシア大統領が北方領土を訪問、とのニュースが流れる。

中国、ロシアと領土問題で日本は揺さぶられ続けている。流れはあまり良くない。

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2009年12月21日 (月)

あと一歩

相馬市長選挙の結果が判明した。残念ながら根岸候補はあと一歩及ばなかった。

 

果敢に現職に挑んだチャレンジスピリットを先ずは称えたい。 

期間中、応援にはいけなかったが、街の将来を思い決断し戦った事は何よりも尊い。

今は、ただお疲れ様と言いたい。 

一段落したら、ゆっくりして欲しい。家族を大切にして欲しい。

その上で足らざるところを省みて再出発すればいい。

兎も角、お疲れ様でした。

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2009年7月13日 (月)

09 都議選総括

2009年7月12日深夜、都議会の127議席が確定した。

民主党プラス20議席、自民党マイナス10議席、公明党プラス1議席、共産党マイナス5議席、ネット マイナス2議席、無所属マイナス2議席。投票率は前回を10ポイント以上上回る54.49%であった。

自民の惨敗と地滑り的な民主党の勝利。これが民意で、結果はそのまま衆議院選へと引き継がれていくだろう。

54議席を獲った民主党が都議会第一党に。石原与党の自公合わせても過半数には至らなかった。

民主党の激風・追い風選挙。前にも書いたように、衆議院選を引き延ばしにのばされた有権者のフラストレーションが爆発したということで、それが全部、民主党に流れ込んだ。自民党はもとより、所謂野党系の風が吹いた中でも共産党やネット、無所属も全て民主に飲み込まれた結果である。

都議選は小選挙区(1人区)、中選挙区、大選挙区と組み合わされた選挙制度であるが、小選挙区での自民VS.民主では民主の圧勝。中・大選挙区でも民主が複数当選である。

また、民主党内でも、新人の方が現職より集票し、年齢の若い候補者の方が年配候補に勝つ傾向が見られる。民主候補は玉石混淆で、石も多い。民主公認、若手、新人ならばネコでも杓子でも鬼に金棒という傾向は、マスメディアや報道に誘導されやく左右に大きく振幅する大衆状況の表れでもあり、日本の有権者の成熟度という点では危惧するところでもある。

選挙結果を受けて、石原都政は新銀行問題、オリンピック、築地市場移転問題で議会の同意を取り付けられず、行き詰まりを生じるだろう。10月にオリンピック誘致が選に漏れシカゴにでもなれば、石原慎太郎知事は年内にも都政を放り出すかも知れない。

八王子選挙区では、民主2候補が合わせて9万4千票余りを得票し全体傾向と同様、市内も民主の烈風が吹き荒れた。5議席は、民、公、民、共、自で確定し、自民がかろうじて1議席を確保した。

厳しい環境の中、無所属で闘った小林弘幸候補は3,340票差で次点に泣いた。無所属で敢然と都政にチャレンジし、自らの主張を堂々と繰り広げ、後一歩まで迫ったことは立派だ。厳しい浪人生活となるが、小林君には、志を失わずに一回りも二回りも大きくなって、何時の日か投票してくれた27,191人の期待に応えられるよう再起を期待したい。

都政も、市政も、さらには多分、国政も政策転換の季節を迎えている。そして、それを決めるのは結局、民意 = 選挙なのだと改めて痛感した。

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2007年4月14日 (土)

4月14日 決戦前夜

  遂に明日は告示日を迎え、候補者となる。

   さすがにたかぶる。(#`ε´#)  今、事務所は4台のPCがフル回転。選挙期間中はHPの更新が出来ない為、今日が選挙前最後の更新。

   HPは、①4年間の取り組み(総括)、②マニフェスト2007、③テーマソング「Yes,みんなの街」をアップ。聴いてみて。しかし、公職選挙法というのは、選挙期間を対象とする役人の発想による建て前のような法律だ。

  さて、暫くブログも書けないが、1週間後どんな記事が書けるだろう。

   では、これから選挙戦、戦ってきます。

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