地方自治・地域行政

2011年12月23日 (金)

八王子市長選挙公開討論会

今日は八王子未来の集いが無事終了。だんだんと選択の時が迫ってる感を感じる。

さて、先日、来年の八王子市長選の公開討論会を企画する学生団体の代表から連絡を受けた。自分はその場で、公開討論会大歓迎の旨と是非とも出席したいという話をした。

そして、昨日、会の代表の逢坂虎之介君が事務所に挨拶に来てくれた。討論会の趣旨説明だ。

市長選の前に公開討論会を開催し、有権者の関心と判断材料を増やすことはとても重要なことである。そして、その会を学生団体が開催をするというのがまた良い。

指定の日は告示前日の来年1月14日(土)で何かと準備も忙しく、ちょうどその時間に2件ほど予定が入っているのだが、討論会に最優先で参加したいと思う。

参加者が2人以上いないと会が成立せず開催中止となるとのことだが、市長選に立候補しようとする者なら万難を排して討論会に出席すべきである。

しっかりと目を見て話す逢坂君に2つほどリクエスト出した。

1つ目は、これまでの討論会は、どちらかというと形式に傾きがちであったため(各人3分程度で事前に言われたテーマについて意見を言うといった)、それを変えるような工夫をすること。具体的には、事前に学生が重要と思うテーマを2点ほど振って、あとは60分1本勝負のように出席者のガチのディベートをすることを提案した。そのほうが見ている人も面白いし候補者の考えが分かるでしょう。

2点目は、討論会の様子を多くの有権者が見て、投票の判断材料と出来るような工夫をすること。具体的には、討論会の模様をインターネット中継し、その後も選挙期間中、オンデマンドで見られるようにすることを提案した。

企画に奔走している学生諸君。ご苦労様です。

そして立候補予定者殿。1月14日は口角泡飛ばす議論をしましょう! 

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2011年12月22日 (木)

市長退職金

皆さんはご存じでしょうか。市長や知事の退職金。
全国どこの自治体でもほとんど同で、1期4年が終了するごとに多額の退職金が支払われている。知事クラスだと3期も務めると1億円を超えることもザラである。
一般サラリーマンが30年も40年も働いてやっと手にする退職金を軽く超えるような額が4年ごとに支払われているのが実態。

 

王子市では、市長は4年ごとに約2,200万円の退職金が支払わている3期12年務めれば計7000万円近くの退職金が支払われる。

 

 

これが、世間の常識に照らして納得のいくことなのか。本気で改革を進めようとするのであれば、まず自らがその姿勢を示すことことこそが肝要。

 

 

選挙時こうしたことを問題視していた人でも、首長になってしまうと「他の自治体に影響が出るから…」などと言い訳をし、自分も退職金を受け取るケースが大概である。

 

 

私は市長退職金を全廃します。そして他の特別職退職金(半減)とともに、これを原資とする(仮称)こども育成基金を設立し、こども達の将来に役立てていきたいと思います。

 

 

 


世間常識から遊離した慣習を見直し、

 

新しい八王子市政をつくる。

 

選択の時は迫っています。

 

 

八王子の未来はあなたの手に!

 

 
 
※ 八王子市長等の給与に関する条例
 
 
(退職手当)
 
第3条 八王子市長等が退職、失職又は死亡(以下「退職」という。)したときは、これに退職手当を支給する。
 

 前項の退職手当の額は、その者の退職の日における給料月額に当該各号に定める割合を乗じて得た額とする。
 

(1)

 市長の職にあつた者については、勤続1年につき100分の500
 

(2)

 副市長の職にあつた者については、勤続1年につき100分の300
 

(3)

 固定資産評価員の職にあつた者については、勤続1年につき100分の240
 

(4)

 常勤の監査委員の職にあつた者については、勤続1年につき100分の230
 

 前項の規定により難い特別の事情がある場合においては、市議会の議決を経て別に定めることができる。

 

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2011年4月16日 (土)

イザ、出陣!

明日は八王子市議選の告示日。

私、両角みのるも候補者となり、一週間の選挙戦を戦う。

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写真は選挙事務所内の風景。通常、必勝の為書きが貼られ、政党や各種団体からの推薦状が壁に一杯貼ってあるという風を想像するかもしれないが、為書きも推薦状も1枚もない。

あるのは支持者の方が持ってきてくれた絵と庭の桜の木の写真のみ。

3年半前に、公職と公共事業の実態に照らして当時の所属会派が支援する市長候補を応援できない旨を表明し、会派を離れ、自民党を離れた。その後、政党や労働組合などの支援を一切受けない中で政治活動を展開してきている。

当時の私の判断に対し、後援者や支持者は離れ、道で出会って挨拶をしようとしたら電柱の陰にフェードアウトされるというようなこともあった。

あれから今日まで一貫して無所属の立場で歩んできての今回の選挙。日頃お付き合いのある、とある団体が推薦をしてくださる、との申し出もお断りした。

この3年半の自分の信念に基づいた行動を、まっさらな姿で有権者に問いたい、というのが今回選挙のコンセプト。

議会はこのままで良いのか? 震災を契機とした安心・安全対策や八王子の将来像。

政党に所属しない、団体の支援によらないで戦う ゛ピン″の両角が皆様に訴え、大げさに言えば自分の生き方を問いたいとの思いがある。

東日本大震災前後で世相も大きく変わったが、こうした時こそ、政策を訴え、社会や街の将来を議論する役割を政治は担っていると思う。

勝負事ゆえ、いかなる結果になるかは全く分かりませんが、悔いのない選挙戦を展開していきたいと思います。

法の規定により、選挙期間中のブログ更新は出来ませんが、しっかりと闘ってまいります。。  では選挙戦終了まで、しばしお別れ。

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2011年4月11日 (月)

都知事選

Pict0003 投票日前日、期日前投票に。出口調査の報道機関の面々。なぜか後ろ姿でポーズ。

都知事選の結果が出た。開票が締め切ってすぐの8時過ぎにはやくも石原慎太郎の当確が。

震災後の静かな選挙で、以外だったのは投票率が前回より高かったこと。

八王子も前回より2ポイント以上高かった。

また、東国原候補が良く票を取ったと思う。

個人的には知事の多選はNO。

これから統一選後半に向かう。

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2011年3月24日 (木)

都知事選 スタート

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福島原発事故の影響で都内の水道水の放射線物質が規定数値以上になったと報じられる中、都知事選がスタートした。

今回の知事選、異例ずくめ。

有力と見られる候補者が出そろったのは告示2~3日前。各候補の公約が出そろうのが告示日。

現職の石原知事も不出馬を仄めかしながら、最終的に直前に翻意。先に出馬表明していた松沢神奈川県知事が出馬を取りやめるという茶番劇ともなった。

自公が現職を自主的に支援、民主は結局、都議会レベルでワタミ氏を支援、みんなは分からない。共産以外は政党は後ろに退いた状態である。

大震災後の非常時ともいえるなかでの都知事選、どのような選挙戦がおこなわれ、いかなる結果となるのか4月10日に投開票を迎える。

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2011年3月 2日 (水)

都知事選

告示まで20日余りとなった都知事選。今年の統一選最大の注目選挙でもある。

石原現知事が進退を明らかにしない中で、松沢神奈川県知事が名乗りを上げた。

これで、現時点での出馬表明は3人。石原知事は11日の都議会最終日に進退表明するとのことなので、それ以降、告示10日前ほどの間で選挙の構図が固まってくるのかもしれない。

他に、1期で宮崎県知事を退任した東国原氏も出馬に前向きという。

前回都知事選では、浅野前宮城県知事が出馬した。

出馬表明をした松沢氏に対しては地元神奈川で賛否の声が交錯していると言うことだ。

東京都民の立場からすると、他の地域の知事が横滑りで都知事になるのには疑問がある。自らの地域でしっかりと地域行政に取り組むことが知事の使命。もうそのことには十分に力を尽くしたのではないかと。

アメリカの大統領選では州知事が予備選を経て候補者になるケースがある。

しかし、日本の自治体で、いくら「東京から日本を変える」といっても、県知事経験者が他の知事へというのは何となく違和感を感じるのだが、皆さんはどのように思われるのだろうか?

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2011年2月 8日 (火)

名古屋の乱に思う ~大政党などの支援はなくとも~

2月6日投開票の名古屋市長選挙&愛知県知事選+名古屋市議会解散の住民投票。

結果は次の通り。

●愛知知事選確定得票数●

当 1,502,571 大村秀章 <1>無新

    546,610 重徳和彦    無新

    487,896 御園慎一郎   無新=[民][社][国]

    324,222 薬師寺道代   み新

    141,320 土井敏彦    無新=[共]

……………………………………………………

大村秀章(おおむら・ひであき) 50 無新<1>

 [元]衆院議員▽地域政党会長[歴]農水省課長補佐▽自民党県会長▽東大

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 ●名古屋市長選確定得票数●

当 662,251 河村たかし<2>諸前

  216,764 石田芳弘    無新=[民][社][国]

   46,405 八田ひろ子   無新=[共]

   23,185 杉山均     無新

住民投票も圧倒的賛成多数で可決。

県知事選、市長選とも民主、自民の2大政党ともトリプルスコアの差で敗退。各政党総力戦の様相の中、共産もみんなの党も批判票を取り込むことなく轟沈。

この結果を受けて、4月の統一選は各地で議会と首長の在り方が問われる選挙となる。

統一選によって地方自治の在り方、国と地方の関係が問われなければならない。

政権交代以降1年半。混乱と混迷の度を増す政界。与党民主党は権力維持のみに執着し、野党自民党は「野にあって新たな保守を再生する」という課題に取り組むことなく、単に一刻も早い政権党への返り咲きのみを目指し、国会は「権力の椅子獲りりゲームの場」と化してしまった。

次なる日本のビジョンは示されず、政策は前へ進まない。政党は機能不全で社会の閉塞感は深い。

こんな時だからこそ、地方の政治は地方の論理で展開し閉塞感を打ち破り、元気にしたい。

政党の争いをストレートに地方政治に持ち込む「国政代理戦争の場」ではなく、地域課題を解決するための地方政治の再生を目指したい。

大政党や労働組合・企業などの組織的な支援は一切ありませんが、「しがらみの無い」立場で、市民目線の戦いを通じて八王子から国の形を変えていきたいと思っています!

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2010年9月27日 (月)

市政 不祥事三連発

今日は本会議で条例案、補正予算案の議決、意見書の採決がおこなわれた。

その後、臨時の文教経済委員会が開催され出席した。議題は緊急の報告事項2件。

1つは教育委員会の「勘違い」で、中学校の音楽行事が予定通りできなかった件。具体的には東京都交響楽団との契約日を勘違い、市内全中学1年生を対象とした演奏会2日間の内1日が東京都交響楽団の演奏を聴くことができなかった件。楽団への2日間の支払いは560万円。

これに対しては、時系列の事実を確認したうえで事務処理体制不備を指摘。今後の改善につながるよう提案をした。

もう1つは、やはり教育委員会。市内小学校で1年半にわたり給食費を使い込み。その総額は約500万円。臨時職員。全額補てんされたとして、契約を終了した。管理・監督責任がある校長は戒告処分

こちらに対しては、校長の管理監督責任はもちろん、退職させたとはいえ、公務にかかわる職員に対するこのような信頼失墜行為に対し、しっかりとした基準で厳しく対処するよう要望。具体的にはホッカムリすることなく刑事告発すべき旨の発言をした。

このほかにも、市税の課税ミスも公になり、今、八王子市政は不祥事三連発

どうも、市政全般が緩んでいる。

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2010年4月 1日 (木)

相模原市が政令指定都市に

4月1日、神奈川県相模原市が政令指定都市に移行した。

相模原は人口が71万。政令市としては全国で19番目。移行により、あらたに3つの行政区が設置され、市議の選挙も行政区ごとの定数で行われ、県から移譲される事務は1100余り。

地方自治法上の大都市制度への移行は、今後まちづくりにどのような影響を与えるだろうか。

10年余りの政令市職員の経験からすると、政令指定都市制度は、一般の市に比べて自立度と自己完結性がより高い。

神奈川県は横浜市、川崎市、相模原市と3つの政令市、さらに中核市の横須賀市を抱えることとなる。府県の役割が問われ、自治制度が試される最前線である。

中核市要件を満たしながらも一般市にとどまる人口56万人の我が八王子。さて、どんな将来ビジョンを描いていくべきか。

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2010年2月23日 (火)

町田市長選・市議選 & 日野市議選

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町田の市長選・市議選と日野市議選が実施された。

2月21日投開票の両選挙は来年の統一地方選の傾向を占う物として注目された。

町田市長選については自公 VS. 民主・社民・国民新党という国会の与野党対決の色を濃くしていて、参議院選の前哨戦として長崎県知事選同様注目をされた。

市議選。町田と日野は様相が随分と違っていて、日野は落ち着いた状況。町田は20代、30代の候補があわせて十数人出馬。民主若手の現職・新人、自民若手・ベテラン、みんなの党からも公認・推薦候補が。さらには市長選や都議選に出た経験者の出戻り出馬も有りと、激戦、空中戦の乱戦模様であった。

そんななか、自民党を離党し、無所属で今回の市議選に臨んだ友人の吉田勉氏がダントツ・市議選史上の記録となる7679票でトップ当選を果たした。

事務所も非常に地味で、活動もひとりコツコツと地味で、ある種泡沫的な臭い(失礼)さえ漂わせていた。そんな吉田さんが市民の圧倒的支持を得たのは、都議選を2度戦い、自民党からはしごを外され離党し、それでもひとりで立ち上がって地道に活動してきたドラマがあったからでは無かろうか。ともかく嬉しいことで心からおめでとうと言いたい。

一方、町田市長選。石阪、秋山両陣営とも政党大物議員が連日投入され、特に秋山候補は民主党を全面に出した戦いをしていた。結果はダブルスコアにちかい形で現職市長が勝利。

報道は長崎県知事選共々、政治と金の問題の影響と民主の退潮傾向を報じている。

正にその通りではあると思う。しかし真に憂えるべきは、地域の政治の在り方を決める首長選挙が、政党の代理戦争の場と化していることではなかろうか。政党は地域選挙をそうした戦場とだけ見て活動し、候補者もどんな地域をつくりたいかより、如何に楽に、そして政党の勢いに乗るかを考えた行動を取りがちな傾向がある。

ある政党の看板が金看板の勢いの時には、看板に群がり、政党側も鼻息荒く推薦してやろうか的な態度となるものだ。

ただ、選挙による政党の激突の対立をそのまま市政に持ち込むと言うようなことでもけっして地域は良くならないと思う。やはり、地域を愛して、それゆえに立つという姿勢がもっとも大切なことだろう。

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