都政

2017年1月25日 (水)

都民ファーストの会 第1次公認決定と会派名称変更のお知らせ

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皆さん、こんにちは。

報道等でご存知かもしれませんが、私、両角みのるは、去る1月23日、次期都議選に向けて政治団体(地域政党)都民ファーストの会から公認を受けました

都民ファーストの会では、次期都議選で改革勢力での過半数の議席獲得を目指し、各選挙区に候補者を擁立していく予定ですが、その第1陣としての公認です。

第1次公認となったのは、かがやけTokyoの都議3名(おときた駿、上田令子、両角みのる)と本橋弘隆豊島区議会議員の4名です。

これから、他の公認候補とも力を合わせて、小池知事が掲げる「東京大改革」を前進させて
次代に誇れる、新しい東京をつくっていきたいと思います。

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会見で小池知事は「初登庁の時に迎えてくれた彼らこそが ファースト・ペンギン」と我々を称えてくれました。大変に嬉しく、光栄に思います。ファースト・ペンギンの名に恥じないように戦っていきたいと思います。

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公認に合わせて、都議会での会派の名称を「かがやけTokyo」から「都民ファーストの会 東京都議団」へと変更しました。同時に音喜多駿議員を新たに幹事長に選任しました。

音喜多議員は33歳と若い新進気鋭の議員です。しっかりと支えて政策を前進させていきたいと思います。

2013年に みんなの党公認で都議会議員に当選。その後、2014年12月にみんなの党が解党し、かがやけTokyoが誕生しました。

最近では、都民のみならず、他県の方にも、かがやけTokyoを知ってもらい、知名度も上がって親しんでいただいていた会派名でもあり、ちょっと寂しい気持ちもあります。

振り返れば、当選以来、会派分裂、猪瀬知事の辞任(総務委員会での知事追及)、都議会ヤジ問題、みんなの党の解党、舛添知事辞任と小池知事の誕生と まさに、激動の都政にあってその渦のど真ん中で活動をしてきました。

この間、トータル2年半の間、会派の幹事長を務めさせていただきました。

ジェットコースターで疾走するような激動の都政をとも乗り越えてきた2人の同僚都議とは、これからも力を合わせて都政改革に力を尽くしていきたいと思います。

さて、本日、今年執行の都議会議員選挙の日程が発表になりました。

6月23日(金)告示、7月2日(日)投開票です。

東京大改革を前進させ、都政のみならず、日本の政治を変える大きなチャンスです。

しっかりと取組んでまいります。

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

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2016年12月10日 (土)

東京都 議会(政党)復活予算枠 200億円が不要なワケ

一般質問は時間不足に陥り、反省点の多いほろ苦いものとなりました (≧∀≦)。

先日の都議会一般質問で取り上げたのが、東京都 議会(政党)復活予算。

ご覧の通り、この5年間を見ても約9割程度が8つの項目で固定化しています。

①福祉保健区市町村包括補助事業、②道路の路面補修、
③市町村総合交付金、④特別区都市計画交付、⑤私立学校教育助成・・・

項目順もシェアもほぼ不変。

しかも、要望提出後たった2日で決定されるという(笑)。つまり、精査されていないということ。

完全に出来レースで形骸化しているのです。

一部党派が各種団体から要望を受け、それを復活させる体裁がとられます。

行政サイドは、最終的に予算を付けるのに(結果として毎年同程度、政党復活でつけられている)、敢えて、当初予算で落としておく。それを200億円の枠で復活させて一部党派の顔を立てる。

一部政党は団体要望を受け、自分達の力で予算をつけたと業界や団体に恩を売る。

このような、くだらないセレモニーなのです。

首都の予算編成でこのような慣習が営々と続けられてきたわけです。

今般、小池知事が政党復活予算を廃止したことは、一部政党の既得権に斬り込 むことになります。

予算編成過程の「見える化」を進め、都政をオープンなものに変えて行かなければなりません。

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2016年10月14日 (金)

定例会終了。小池知事は順調な滑り出し

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昨日は都議会定例会が終了。知事提出の全議案も成立し、小池知事、まずは、ひとヤマ超えたいったところでしょうか。
 
昨日の本会議場での私の討論全文をいかに載せておきます。予定時間をオーバーしクレームのヤジを頂戴しました。申しわけない。。
 

かがやけTokyoを代表して、第152号議案「平成28年度東京都一般会計補正予算(第2号)」外すべての知事提出議案並びに議員提出議案第9号「東京都知事等の給料等に関する条例の一部を改正する条例」に賛成の立場から討論を行ないます。

 

今回の定例会は知事選後初の定例会であり、小池知事の都政に取組む基本姿勢が示されました。組織や団体の支援によることなく、一人ひとりの有権者の気持ちを積み重ね291万票余という圧倒的な都民の支持を得た小池知事には、都民目線での都政大改革を強力に推し進めていただけますよう期待しますとともに、私たち、かがやけTokyoは知事の改革姿勢を支持し、議会の立場から、ともに都政改革を推し進めていくことを表明いたします。

 

それでは、上程されています議案について申し上げます。まず、第152号議案です。

今回の補正予算では待機児童解消に向けた緊急対策として総額126億円が計上されました。

 

都内待機児童数は、本年4月時点で8,466人と昨年から652人増加しており、保育サービスの供給が需要に追い付いていません。

 

その結果、働くお母さんの「保活」は熾烈を極め、泣く泣く育児休暇を切り上げたり、あちこちの保育園に足を運び情報収集に努めるなど大変な思いをされているようです。それでも、保育園に入園できないと、最悪、仕事を辞めざるを得ないこととなります。

 

今回の緊急対策は、こうした事態に対処すべく、喫緊の課題である保育需要に対応し年度内に17,000人分の保育サービスを整備するものであり、「すぐ効く、良く効く」を合言葉に時限を切った11事業が示されました。

 

緊急対策には、整備費の補助額と実勢額の差を埋める「高騰加算」や賃貸物件を活用した保育所整備への賃借料補助創設。新たな保育の担い手である子育て支援員や保育コンシェルジュの増員などが盛り込まれました。これらは、保育サービス確保の隘路となっている事柄に対し適切な対応が採られたものであり、時機を得たものと評価いたします。

 

一方で、私たちは、多様な保育ニーズに対応していく、その大前提は保育の質がしっかりと確保されることであると考えています。そうした意味で、対策に盛り込まれた認可外保育施設への巡回指導の強化については、都に与えられた権限を適切に行使し、区市町村とも連携を取って「保育の質」の確保・向上につなげていくよう改めて要望いたします。

 

また、認可外保育利用者は認可保育利用者に比して、高額の保育料を支払っており、こうした利用者負担を軽減する区市町村への支援策が盛り込まれたことは、高く評価いたしますが、利用者の負担軽減へ直接結びつくよう、制度の運用と取組みを切に望むものです。

 

保育の問題は、育児休業が取りやすい社会を実現し、男女を問わず働き方を見直していくなど、今の日本社会が問われている大きなテーマとも関連するものです。都は、こうした観点を踏まえた総合的な施策を展開し、真に豊かな社会に向けて「ライフ・ワーク・バランス」の実現に努めていただきたいと思います。

 

続いて、第154号議案について申し上げます。

 

本条例は、平成2811月から翌7月までの知事給与を50%減額し、特に11月から1月までは給与を100%減額することで、1年間の知事給与総額を半減するものです。

 

知事給与減額は、都政改革に向けた知事の「隗より始めよ」の姿勢を示した決意表明であるとともに、都知事選挙の公約でもあり、知事の改革姿勢を理解し、本条例案に賛成するものです。

 

議員提出議案第9号につて申し上げます。

 

本条例は、舛添前知事の高額海外出張費問題を契機としての条例改正であり、知事等の旅費規程の透明性を向上させるものです。二度と舛添問題のようなことを起こさない取組みの一環であり、速やかに可決すべきでものと考え賛成するものです。

 

さて、都政は今、大きな危機に瀕しています。何の危機か?それは、都民の都政への不信が頂点に達しているという危機です。

 

信が無ければ、政治をおこなうことも、行政を前に進めることもできません。しかしながら、二代にわたる知事の不祥事による途中失職で都政への信頼が大きくい傷ついている中、豊洲問題では、都庁そのものが、正に組織の体をなしていない無責任体制であることが白日の下に露呈されたのです。

 

小池知事が「豊洲市場への移転を一旦立ち止まる」決定をした時、賛否の声が挙がりました。しかし、すべての水質モニタリング調査結果が出る前の移転であったなら、ヒ素やベンゼンの検出結果も闇に葬られ、ましてや、これまで公式の場で繰り返されてきた「盛り土」、をしていなかったことも全く分からず、不問に付されたまま新市場がオープンしていたことでしょう。結果として、知事の判断は正しかったことが証明されました。

 

豊洲問題で特に衝撃的で問題の根が深いのは、説明が虚偽で固められていたという点です。当時の知事も他人事のように「都庁は伏魔殿だ」という姿に、多くの都民、国民は唖然とし、歴代市場長を初め、決定ラインにあった人々が口をそろえて「全く知らなかった」というのを聞いて呆れかえっています。更に内部調査報告書についても事実と違う、責任逃れの表記がなされていることが明らかになりました。

 

かつて、オランダのジャーナリストで政治学者でもあるカレル・ヴァン・ウォルフレンは、日本の権力行使のあり方を分析し、日本の国家権力を握っているのは誰か?という問いを発しました。そして「日本の権力は自立的かつ半ば相互依存的な多数の組織に分散されていて、主権者に責任を明確化することも無ければ、どの組織も最終責任を引き受けたり、緊急の国家的問題を決定したりする力は無い」と結論づけ、責任中枢の欠如を指摘しました。

 

今回の豊洲市場の問題をみると、正に「誰も責任を取らない、責任中枢の欠如」という言葉が都政にも当てはまるのではないでしょうか。

 

このままウヤムヤに事なかれ主義で物事を終わりにすることは許されません。東京都のガバナンスを再構築するためにも、今こそ、徹底的に膿を出し切る時です。そのためにも、さらなる調査をおこない、「盛り土無し」の工法に転換した責任者、決裁者、虚偽の答弁を繰り返した当事者等、外形的な責任状況を捉えて処分を実施すべきです。このこと無しに、都民の信頼回復の第一歩を踏み出すことはできないのです。

 

同時に、チエック機関としての議会も問われています。議会としてこの問題を集中して審議すべき場を設けることを他会派と共同で提案いたします。強制力を有する百条委員会の設置について否定するものではありませんが、まずは、特別委員会で徹底的な議論を行なうべきと考えます。

 

私たちは、豊洲の問題については、科学的見地からの現状確認と対策を講じ、安全性が検証されない限り、移転すべきではないと考えます。また、過去の経緯を検証することと同時に未来へ向けた安全性確保が重要であることを指摘しておきます。  

 

さて、2020年まで4年を切りました。開催都市として何としても成功させなくてはならない大会ですが、時は刻々と過ぎていきます。

 

小池知事は、オリンピック・パラリンピックにも大きな一石を投じました。私たちも、かねがね知事と同じ問題意識を共有してきましたが、大会経費が不明確です。どこまでが大会経費なのか定義をはっきりさせて、総経費を都民の前に示すべきです。

 

大会総経費が見えないなかでは、都、国、組織委員会の役割分担や費用負担のあり方を論じようにも論じられません。

 

 また、都政改革本部の報告で「あたかも社長と財務部長がいない会社と同じ」と指摘された五輪の推進体制についても再考していく必要があります。東京都が97%以上の

出えんをする組織であるにもかかわらず、あまりにも都の関与と情報開示が少な過ぎます。都として意見を具申し、五輪組織体制の再構築につなげていくべきです。

 

施設整備については、都民のレガシーとなるかどうか、次世代に過大な負担を残さないかといった視点からの検証は必要であり、今が、見なおしの最後のチャンスでもあります。

 

都政改革本部から提案のあった会場見直しは、知事が最終判断をされるものと思いますが、復興五輪のコンセプトが薄れている現状を考えれば、東日本大震災の被災地の皆さんと喜びを共有できる五輪となることができれば、より、すばらしいことと思います。

 

小池知事の進める都政改革について申し上げます。知事は公約に掲げた、都民ファーストの視点に立った透明な都政の実現に取組む姿勢を鮮明にし、当選以来2ヵ月半、休む間もなく走り続けています。

しかし、課題は他にもあります。我々がこれまで取組んできた入札・契約改革や監理団体、報告団体についても、もう一度フラットな視点で見直すことを提案いたします。

 

議会についても申し上げます、私たちは、議会も、知事の行政改革に負けないよう切磋琢磨し改革を行なうべきと考えています費用弁償や議員報酬の在り方などについても真摯に議論を尽くし見直しを進めるとともに、議会がその権能をしっかりと発揮してこそ、車の両輪として都政が前に進むのです。

 

最後に、都政への都民の信頼が地に落ちてしまった今だからこそ、徹底的に都政の膿を出し切り、改革を前に進めるべきであり、そのために、かがやけTokyoは精一杯力を尽くしていくことをお誓い申し上げ、討論といたします。

 

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2016年8月31日 (水)

小池知事に豊洲市場への移転延期表面を受けて

小池知事の豊洲市場移転延期発表記者会見を受けて コメント

本日、小池知事は豊洲市場移転を延期すると発表しました。知事からは、都民ファーストの視点に立って、①安全性の懸念払拭、②巨額・不透明な費用の検証、③情報公開の徹底をおこない、食の安全、都民の納得のもと移転時期を決定する方向が示されました。
具体的には「市場問題プロジェクトチーム」を立ち上げ上記の問題を専門的な視点から精査しできるだけ速やかに結論を得たいとするものです。

築地市場は築80年を経ており、施設の老朽化等大きな問題を抱えており、そのために長い時間を掛けて市場関係者、東京都、都議会が議論し最終的に豊洲移転が決定したものと理解しています。

既に5,884億円という巨額の都費を投入し完成している豊洲市場の現状を考えれば、致命的な環境問題等が明らかにならない限りは、現時点で移転はやむをえないものと考えます。

しかしながら、11/7の移転は、日程決定の根拠も不明確であり問題があると考えています。特に都の実施する水質モニタリング調査結果が来年1月に判明することになっているにもかかわらず、その前に移転を実施することは大きな疑問が残ります。常識的には結果が明らかになり都民に安全を証明できた時点で移転すべきです。

また、この移転日程に合わせるように、知事選挙の最中に知事職務代理者の下で築地市場解体工事入札が実施された点も問題です。

さらに、長期間、市場関係者と意見交換し設計・建設されたはずの建物が、今になって利用勝手の悪さがたびたび指摘されている点については、新市場建設の進め方が適切に行なわれてきたのか、疑問も感じます。

以上を踏まえると、現時点でこれらの問題を明らかにし、課題をクリアしたうえで、都民が安心できる、より良い施設としていくために検証していくこと、そのために移転時期を延ばすことは十分に納得のいくことと賛同いたします。

今回の件は、小池知事の掲げる都民ファーストの行政姿勢の1つの象徴でもあり、PTでしっかり検証し、影響を最小限にする速やかな対応で都民の食の安全を図ることを望みます。

我々かがやけTokyoは、都民ファーストの視点でこの問題に取組んでまいります。

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2016年8月 7日 (日)

小池知事が対峙するのは都議会自民党と○○

小池東京都知事が誕生してから1週間。

この間の記者会見で矢継ぎ早に今後の取組みを打ち出しています。


「東京大改革」については、知事をトップとする改革推進本部を立ち上げ、その下に2つのチーム(① 情報公開チーム、② オリンピック・パラリンピック検証チーム)を設置する。


改革推進本部には外部からの人材を登用し、②については9月に中間報告を行うこと。


開会したリオ大会については、8/18~24の日程で閉会式にのみ出席し、随行員は4名(舛添前知事のロンドン随行は19名)。ホテルはスィートは使用せず、飛行機はファーストは使用せずビジネスクラスを使用。


子育て支援については、9月議会に補正予算を提出し、取組みのスピードをアップさせる。


2020までの4年間の政策実行プランを年内に策定する。


来年度予算編成方針を示し、すべての事業に終期を設け、不要な事業は中止するとともに政策評価を徹底させることを表明。


これから、来月28に始まり、10月13日に最終日を迎える都議会定例会が小池都政の船出の第一の大きな山場となります。そして、小池知事が圧倒的な組織化されていない、しがらみなき都民の支持を得た改革を実施していくには2つの関門があり、それに対峙していかなくてはなりません。


1つは都議会。特に60人/127人を占める最大会派都議会自民党です。初登庁での大人げない対応を見たとおり、難物ですが、政策は予算案、条例案という議案という形をとり、これらが都議会に承認されなければ、政策は一歩も前に進みません。


まっうとうな議案を出しているのに、「アンダーグラウンドの調整がない」、「聞いていない」などの難癖をつけてすべてを葬り去るようなことは難しいとは思いますが、この部分は都民の視線が非常に重要な役割を果たすと思います。


そして、もう1つ知事が向き合わなくてはならないのが、都庁官僚たちです。彼らは独特のプライドを有し、これまで最大会派自民党(実際はその一部トップ)との裏政策決定システムを構築し、持ちつもたれつ都政を動かしてきました。

このような都庁官僚、都庁官僚OBと自民党を中心とする与党体制をひっくるめて私は「都庁一家システム」と呼んでいます。


知事は都庁官僚を掌握し、信頼を得て、彼らを使いこなさなくてはなりません。しかし、彼らは、現在、知事の力量や自民党との力関係を慎重に品定めしている最中だと思います。
 
面従腹背もよくあることで、そのようなことがないよう人事権を活用し、信頼のおける人材を確保し、都庁官僚に「この知事のもとなら」と思われるようになり、上手く都庁官僚を使いこなしていかなければなりません。



ところで、初登庁について。


既に報道やネットで明らかにされていますが、都庁正面玄関前の出迎えは、前回舛添氏当選の時には議長、副議長、各会派幹事長が並び、その次に副知事等の幹部役人が並んでいました。


ところが、今回小池知事の出迎えへは、私たち かがやけTokyoの3人のみで、議長・副議長はおろか、どこの会派もいませんでした。


長くなりますが、経緯を振り返っておきます。

当初、まだ知事選の当選者が決まる前には、「8月2日 9時30分に知事出迎えのセレモニーがあるので会派幹事長に来てほしい」と行政サイドから連絡がありました。


しかし、その後、小池知事の当選が決まり、私が会派の幹事長として日程確認をすると、とたんに歯切れが悪くなり、最初は「まだ詳細が決まっていないので調整中です」との返事でした。


その後、「明日はどうすればいいんでしょうか?」と聞くと、「今回は行政主体で出迎えをすることになったので、敢えて出迎えは結構です」となりました。


そこで、たぶん、小池氏が知事選に当選したので、増田氏を支援した自民党・公明党が出迎え拒否を行政側に伝え、さらに鳥越氏を支援した共産党、民進党等も同調したのだろうと
思い、私は「私たちは会派の3人でお出迎えします」と伝えたわけです。



そして、当日。

まず最初に、行政職員にどこに並ぶべきかを聞くと、なんと、建物内のオリンピックの旗が3本並んでいる裏に並ぶように言われました。我々は、これまでの出迎え映像から、通常は正面玄関の外、そして議会が一番最初と認識していましたので、それを断り正面玄関の一番前に並んだのです。
 
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すると、しばらくすると政策企画局のラインの課長が表れ、「行政主体の出迎えなので、ここは副知事が並ぶので、その後ろに並ぶように」 告げられました。しかし、これまでの知事の出迎え画像を見ていた私は「今までの出迎えでも副知事の後ろに議員は並んでいない」旨を伝えました。


と、今度は局長が現れ、「副知事が先で、その次に並ぶように」と強く迫ってくるではありませんんか。
 
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理由は「行政主体の行事であり、我々職員が執務する庁舎に上司である知事を迎える場なので、(議員は職員の後ろか副知事の次に並んでほしい)」というものでした。


大分カチンときた私は「東京都では過去何回も知事初登庁の出迎えは、議長・副議長をはじめとする議員が先で、その後が行政職員であったのに、なぜ今回のみ行政職員、議員の順としなければならないのか?」、「そもそも庁舎はシティ・ホールであり、全都民のもので、あなたたち職員のものではない」と返答し、頑としてポジションを譲りませんでした。


すると、今度は筆頭副知事+局長+次長+課長という布陣で、皆が目を三角にして詰め寄ってきて「行政主体でおこなうのは知事も承知している」「知事も承知している行政主体の出迎えを、(あなたちは、強引にここに並んでいる)ということは、共通に認識しているということでいいですね」と脅してきました。
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そうこうするうちに 知事を乗せた車が到着。(お互いそっぽを向いていますが、、笑)。
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車を降りた知事は、まず、緑のワンポイントを身にまとい集まった出迎えの都民に手を振り、その後、正面玄関に向かいました。
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そして出迎えの私たちに気付くと、私たちに歩み寄り、笑顔で握手をしてくれた、というのが事の顛末です。
 
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たかが出迎えセレモニー、されど出迎えセレモニー。このセレモニーの顛末に「政治」が凝縮されていたのです。
 
 
では、なぜに、それほどまでに、都庁官僚(特に幹部)は、我々を表に出さないように必死であったのか。

この謎を解くカギは、これまで営々と築かれてきた都庁システム、すなわち「都庁一家システム」にあると思います。

これは、都庁官僚、外郭団体に再就職するOB都庁官僚、そして政策の最終決定権を持つ議会のうち実質の議会コントロール者である都議会自民党(実質はそのトップ)の持ちつ持たれつのシステムであり、そのための裏 政策決定ルートが脈々とつづいているシステムなのです。


これまで、いわゆる自民党を中心とした政党が支援した知事が勝利し、知事を押さえていたわけです。そして知事与党自民党と都庁官僚機構がお互いに仕事がしやすい、双方にメリットのあるシステムとして「ボス支配」ができ、システム化され、生き続けてきたのです。


システムの象徴である自民党与党知事。初登庁での出迎えは大切な儀式です。
しかし、反対派の異端知事であれば、そのようなセレモニーはしない。そして、少数でも異端知事と連携する議員が迎えるような画が世間に流れることはあってはならない。


そのために「阿吽の呼吸で」都議会自民党の意を汲んで、「行政主体のセレモニー」という理屈を苦し紛れにひねり出したのが、今回の知事初登庁セレモニー劇ではなかったのかと思います。


圧倒的な民意を得た小池知事ですが、「都庁一家システム」に取り込まれることなく、適度な緊張感で議会と対応し、面従腹背、様子見の都庁官僚を掌握しないことには、都民と約束した改革や政策を前に進めることはできません。


「都政の見える化」をすすめるとともに、是非とも、都民の皆さんには、引き続き都政に関心を持っていただき、小池都政を注視していってもらいたいと思います。
 

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2016年8月 1日 (月)

小池都知事とともに新たな時代を築いていきます!

舛添前知事の辞職に伴う出直し知事選挙が実施され、政党推薦のない小池百合子候補が政党支援を全面的に受けた有力2候補を大差で下して勝利しました。

この結果は都民が政党都合による候補者選定に辟易し、真にしがらみの無い都民のための都知事を求めていた証左であると思います。

我々かがやけTokyoは知事選告示前に「都政大改革」を公約の柱に掲げた小池候補支援を明確に打ち出し、選挙期間中を通じ、陰に日に全面的な応援を展開してきました。

今回、小池百合子候補が300万票近くの圧倒的な都民の支持を得て都知事に選ばれたことを新しい東京の幕開けとして心より歓迎します。

とはいえ、ここ数年、猪瀬、舛添両知事の任期途中の辞職にともない、オリンピック・パラリンピックを控えて重要な時期にある都政は停滞を余儀なくされてきました。

小池百合子知事には、構造的な都政の問題に正面から取り組むとともに、山積する諸課題にスピーディに対処し、新たな時代の都政を展開・前進させていくことを切に希望します。

また、二元代表制の下、知事と議会は適度な緊張関係を持ちつつも都民益を第一に協力すべき点については協力すべきであり、いたずらに選挙での対立構図をそのまま都政に持ち込むべきではないと考えます。

私たちは、圧倒的な民意を得て登場した小池知事の「東京大改革」を議会の場から全力で応援していくとともに、選挙で示された多くのしがらみなき都民の声を裏切ることの無いようしっかりと都民目線で知事を見守り、議会活動を展開していきます。

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2016年7月30日 (土)

都知事選最終日に

今日の都知事選挙最終日。八王子に始まり、途中、森口つかさ都議補選候補(新宿区)の応援を挟み、新宿西口、そして最終の池袋駅での演説会と参加しました。

17日間にわたる都知事選は、今となっては長いようで短いような感じがします。期間中、八王子駅には3回、京王南大沢駅に1回と計4回の街頭演説会を八王子市内で行い、その全てにご一緒させていただきました。

八王子市内全域のポスター貼りから始まり、公選ハガキの発送、友人・知り合いへの電話依頼と 他人の選挙でこれほどまでに熱く、夢中になった選挙は後にも先にもありませんでした。

...

結局、この1月半は、舛添問題から、参議院選挙、都知事選挙とただただ慌しい日々を過ごしてきました。

今回の都知事選では10日程を小池百合子氏の遊説に同道しましたが、特に私が全行程を組んで共に檜原村村、奥多摩町を訪れ、林業や水源林を視察したことや一緒に昼食を食べた時間が想い出に残るものとなりました。

そして、いよいよ迎えたフィナーレは実に感動的なもので、多分、生涯忘れる事のできない風景となりました。

池袋駅頭は、無数のワンポイントグリーンの人々で埋め尽くされ、人いきれで身動きができない中で、いつまでも「百合子コール」に包まれていました。

今までの選挙で感じたことにない一体感とフェス会場のような大きなうねり。

間違いなく、小池百合子は西新宿都庁第一庁舎の7階に、人々によって送り出されていることでしょう。

告示日前日、記者会見を開き会派で 小池百合子支持を打ち出しましたが、組織票や知名度など票読をすれば、当選は大変に厳しいと考えていました。

それが、日々、支援の輪が広がっていくのを間に当たりにし「都民が決める」を実感しました。

今日は本当に感動した。泣けました。

これから、都政はどのような展開になるのか。想像もつきません。ジェットコースターのような大変な嵐に見舞われるかもしれませんが、今日の感動を胸に、このグリーン革命を遂行するため小池百合子氏に微力ながら尽くしていきたいと心に誓いました。

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2016年7月23日 (土)

選挙の常識が変わるかもしれない

7月31日の都知事選挙の投票日まで10日となった7月21日は朝から晩まで小池百合子候補の視察と遊説に同行いたしました。

小池百合子候補、檜原村では林業ベンチャー企業にお邪魔し、ベンチャー林業の現状と若者の創業支援について意見交換をし、奥多摩町では水源林を視察、ボランティアさんから森の実情などを伺いました。

視察を挟み、奥多摩駅、JR河辺駅(青梅市)、JR福生駅、JR八王子駅、京王南大沢駅と5箇所の遊説をこなしました。

選挙戦はまだ中盤ですが、10時間程近く行動を共にさせていただいたなか、幾つかの事を感じました。

まず、街頭演説について。

小池陣営は組織や団体の支援が全くない候補であるが故に、動員は一切行っていません。

そのため、オープンエアの街頭演説で直接都民に訴えるスタイルを採っています。この街頭演説の聴衆の殆どが、snsの情報を受け「自発的に意志を持って」足を運んでくれた方々です。

多くの方がワンポイントのグリーンを身に付け、熱心に演説に耳を傾けています。また、集まってくれる人の多さに触れていると「何かが動いている」ことを肌で感じます。同時に、日本のこれまでの選挙の常識を超えることが起こっている感覚を覚えます。

次に小池百合子さん。候補者についてです。移動も含めると12時間以上に及ぶ遊説日程にも常に笑顔で、しかも、山道の登りも追いつくのが大変なほどです。つまり、小池候補、相当にタフなんです。

さらに、その場所、地域ごとに話をするテーマのチョイスが適切で、しかも、これまでのキャリアの蓄積からだと思うのですが、1つのテーマを国際的な視点、国から見た視点、住民サイドからの視点と俯瞰した目で立体的に語っているのは、政治家としての優れた資質の表れと感じます。

一日 傍にいて感じたのは、強い意志の闘う女性というイメージの他に、タフで広い視野を持った経験豊かな政治家の顔で、大胆な物言いに反して、とても安定感・安心感があるのです。

今日一日の多摩視察&遊説を共に過ごし「都知事にはこの人しかいない」「一緒に都政を変えて行きたい」との思いを改めて強く抱きました。

とはいえ、組織的支援を一切持たない小池候補の闘いは、大変に厳しいものです。

「一人ひとりの (強制や義理ではない)意志を持った」方々の緑の連携で、新しい東京の流れをつくっていきましょう!

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2016年7月19日 (火)

なぜ、「出したい人より、出たい人」なのか

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「出たい人より出したい人」

これは、自民党並びにその推薦候補がしきりに言っている言葉です。

これを噛み砕いて翻訳すると「(これまでの知事同様、自分たちに都合の良いように言いなりになる、都連が)出したい人」であり、都民が出したい人ではありません。

政治家の出所進退は自らが決するものであり、人に勧められたから出馬するという類のものでは決してありません。

特に、都知事含めて自治体の首長は、その自治体に対する現状認識と問題意識とビジョンを有し、何をしたいのかをハッキリと掲げ、自ら手を挙げて候補者になるべきです。

また、今回のような都政の局面では、そのぐらいの強い思いがなければ都政改革を実行できないでしょう(臭いものには蓋で、今までのレールを走るだけで改革する気の無い候補には、最初から無関係でしょうが)。

だからこそ「出したい人より、出たい人」。ビジョンを持って、自らリスクをとって挑戦する者のみが、舛添後の都政を任うことができるのです。

先日、都内の某市の首長と同席した時に「都知事なんか誰がなっても同じではないか。どうせ役人がやるんだから」という趣旨の発言をしていて非常に驚きました。

すかさず、「首長がそれを言ったらおしまいでしょう」と言っておきましたが、こうした発言は、首長はお飾りであり、役人がほとんどをお膳立てしそれに乗っているものという自らの意識を図らずも吐露してしまったのでしょう。

この手の首長は、政党支持構造に守られ、役人お膳立てのルーティンをこなして、式典の挨拶ばかりに精を出すものです。

この首長も都内26市のなかで、いの一番に増田候補支持を打ち出していました(そもそも、域内の市長会、区長会が特定候補支持を表明することにも疑問を感じています)。

今回、50億円という都民の血税を使って行われる選挙ですが、都民の手に都政を取り戻すチャンスでもあります。

自ら強い思いを持って手を挙げた候補を都知事にして、ともに都政改革を実行して、クリーンで開かれた都政を築いていきましょう!

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2016年7月13日 (水)

初の女性知事誕生に向けて小池百合子氏を支援します!

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混迷を極めた都知事選の候補者選定も告示日を明日に控えて、ようやく構図がはっきりとしてきました。

今回知事選のきっかけは、舛添前知事の公私混同による辞任。

しかし、そのことが忘れられたかのように、結局、今回も政党都合に終始した候補者選定が繰り広げられてきました。

二代続けて擁立した知事が失態から辞任に至り、都政の混乱を招いた自民党は、無反省にも これまでと全く同じスタイルで知事を担ぎだし、「自分の掌の知事」として歪んだ知事ー都議会関係を続け 五輪利権を貪ろうとしています。

 

そのために、それぞれが超党派の立場で地域経営に携わっている区長や市長から支援の声を挙げさせつつ、一方で、「推薦候補者以外を( 親族も含め) 支援したら 除籍」と個人の良心の自由を踏みにじるような通達を平気で出しながら 掌の候補者の当選に向けて必死です。http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160712/plt1607121658010-n1.htm

増田氏が知事になれば、知事を支援した自民党・公明党は舛添前知事の問題がなかったように粛々と「連携して」都政を進めていくのでしょう。

二代続いて不祥事で知事が途中退場した原因ともなった「知事と議会との関係」や「常識的なチエックが効かない都庁組織の風土」は一切変わらず、舛添時代の都庁が舛添後まで単に引き継がれていくだけでしょう。

一方、国政での最大野党 民進党は支援を依頼する候補予定者を日替わりで変え、最終的には「野党4党の枠組みを維持して、勝てそうな候補」として急転直下、元ニュースキャスターの鳥越氏推薦を決定しました。

その結果、都政でやるべきことを明確に掲げて準備をしてきた宇都宮氏は多方面から立候補取りやめを求められるのでしょう。

鳥越氏の立候補会見を見させていただきましたが、改憲阻止のための手段として都知事に立候補というのが一番の主張のようです。このような国政マターについて論じ、行動していきたいのであれば国政に挑戦すべきです。

都知事選や都知事というポジションを利用・活用して「改憲阻止」という国政マターの議論を盛り上げていくことが主眼では、都知事候補としての姿勢に共感することはできません。

問われているのは、都政をどうしたいのか、現状の東京の最大の課題は何で、どのように取組んでいくのかです。

正直、質疑においても都政への現状認識不足が目立ち、政策はこれから勉強して考えるとのことでした。こうした点から、鳥越氏については野党4党が推せるという国政政党都合による国政の代理戦争のために出馬した候補としか見ることができないのです。

昨日、私たちは会派として小池百合子氏を都知事選で支援することを決定し、記者会見を行いました。支持理由はコチラ→ http://your-party-tokyo.jp/activity/information/684/ 

都政の構造的な闇や一部ボス支配構造の都議会という都政の負の状況を改めていくには、小池氏のような 自ら信念をもって名乗りを上げ、組織を敵に回してもやりきる強い意志をもった候補でなければ、とてもできないと思います。

都政改革は主として知事が、都議会改革は議会自ら担うべきものですが、当選後に支援勢力の顔色ばかりを見ているのではなく、正しく・公平に議会に対し振る舞える勇気と見識ある知事の出現で議会も変わることができるのです。

もちろん、私は長年地方自治に携わってきた議会人として「都議会の冒頭解散」には賛同することはできませんが、氏のいう「冒頭解散」とは、それほどの覚悟をもって 議会とも対峙する、すなわち、長として議会と狎れ合わず、古き因習のボス支配とは一線を画すという決意表明であると理解しています。

また、先日発表された小池氏の政策パッケージは、すべての分野に目が行き届き、しかも新しい時代を見通したバランスのとれた現実的なものです。http://news.infoseek.co.jp/article/thepage_20160711-00000016-wordleaf/

今回知事選を都政を良い方向へと変革していくスタートとしていかなければなりません。

私は史上初の女性知事を誕生させ、舛添問題を生じさせた都庁組織の土壌を変え、正常な二元代表制が機能する成熟都市東京、国際都市Tokyo、生活都市東京を実現するために小池百合子氏を支援します。

なお、明日ポスター掲示(八王子市内)のスタッフが足りません。ご協力いただける方がおりましたら 東京都議会議員両角みのる事務所まで 15時ころまでにご連絡をください。

また、期間中ボランティア参加いただける方はメールを送っていただければ幸いです。

東京都議会議員 両角みのる事務所 hachioji.m@gmail.com

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